コロナ禍を経て、久しぶりの三谷さんの舞台でした。 英語に日本語、鹿児島弁、それに字幕ですから、言葉、台詞、対話、そして身体表現の関係性、舞台を彩る要素が詰まった面白い作品でした。偶然とはいえ、脚本に関する本を読んでいた中で、「脚本では、優れたダイアローグと構成力が必要」と書かれていましたが、正にダイアローグと構成力の優れた作品だと思いました。「通訳」という行為を使って、身体表現と台詞の関係でも、同じ身体表現で違う意味を現したりするのは、身体と言葉の関係性を改めて考える機会になりました。

SPY×FAMILYを観てきました。
ロイドさんや飛行機に乗って敵の飛行船に向かうくだりやヨルさんが飛行機に乗り込む流れが、ちょっと強引な感じがありましたが、ストーリーや演出はインディアナ・ジョーンズシリーズのようなエンターテイメントとして、なかなか面白かったです。本筋ではないですが、特に「う○この神様」は千葉繁さんの怪演と相まって笑ってしまいました。この映画の一番の見どころでは(笑)。TVでは出来ないですね。

劇場スクリーンで観るのは、公開時以来、冒頭の白色彗星の出現までのタメはゾクゾクするほど素晴らしいです。また、最初に聴くサウンドがパイプオルガンというのは当時衝撃でした。映画館の思い出と併せ、そこだけで涙がでてきてしまいました。 作画は見どころ沢山で、都市帝国戦のレイアウトや金田伊功アクション、ラストの湖川友謙&安彦良和さんの作画を観たら、泣けてきました。夢のカットです。護衛艦でアンドロメダとすれ違った後の相原と古代のやりとりの作画は小芝居が面白かったです。 ズウォーダーも前半は一言も喋らず、セリフも少ないですね。大物は違います。突っ込みどころを挙げればキリはありませんが、紛れもなく名作ですね。