冷たい雫
冷たい風

裸のまま立ち尽くす
枯れたような身体

いつかくる春を待つ

巡る季節の流れの中
また春と共に芽吹き繰り返す

同じ場所でずっと
動く事なく

泣きもせず笑いもせず
変わらぬ姿でずっと

張りつめた糸が切れる
封印された熱いものが零れ出す

壊れかけた身体
切り刻まれた心臓

新たな糸を張り巡らす

壊れられない

壊れてしまいたい

もうなにもいらない
もう聞くことのできない声
見えない笑顔
触れられぬ温もり

もぅ思い出せない感情
忘れた思い出
研ぎ澄まされた記憶

きっと全て幻
幸せな夢をありがとう

残酷な残像