このお話しは・・・・・・。

山田家(山田ギン25歳の社会人と山田恋華17歳高校生)の日常を描く、ほのぼのとした話しです。

過度な期待はしないで下さい。

 

 

 

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3話「second(セカンド)」4話「社畜戦士だと・・・」

http://ameblo.jp/rum-xxx-03/theme-10102036884.html

前回のお話しはこちら 

 

基本的に、短編小説です

 

 

 

君の後ろ姿

=リメイクjab=

5話「I made a new friend

 

 

 

 

恋華です。


みなさんは、友達って・・・

どうやって作りましたか?

 

 


小学校や中学校は、先生が「給食を食べる班」「掃除をする班」等と・・・団体行動を強制します。席の近い4~5人で同じ班(チーム)として組まれます。

「掃除なんてめんどくさい!」「今週は給食当番かぁ」等と愚痴をこぼしながら・・・同じ班の人たちと世間話をしながら、いつの間にか・・・友達になっていくものでした。
委員会活動や、クラブ活動も強制参加であり・・・めんどくさい!と言いながら参加する事で・・・別のクラスの学生達とも、いつの間にか友達になっていました。


友達ってさ・・・いつの間にか出来るモノだと思ってました。

 

でも・・・それは義務教育の間だけ・・・


高校になってから違いました。


ねぇ・・・ギン兄ちゃん、高校ってさ・・・「お弁当持込みなんだねw」「給食当番とか」「掃除当番の班」とか無いんだね・・・・
自由でいいね☆

私は、高校1年生の時は帰宅部として、早めに家に帰り・・・オンラインゲームで遊んでいた。
学校の成績さえキープ出来れば、面倒な学校に長く滞在する必要は無い☆

授業を受けて、学食で一人でご飯を食べて早々と帰宅。こんな一年を送っていた。


高校生活が一年経った。私の友達はゼロだった。
周りの人達は、少しずつグループで動き始めている。私は個人行動が多く・・・時々、視線を感じる。(気のせいかもしれないが・・・)

 

ギン
「恋華・・・オマエ、新しい友達出来たか?」

 

恋華
「フン!私は、PSO2(オンラインゲーム)にフレンドが沢山が居るの!アメーバの中にはピグ友が居るの!・・・別に・・・リアルの世界でまで友達作っても・・・どうせ、高校だっていつかは卒業するし・・・」

 


解ってるよ!友達が居た方が楽しい事くらい・・・

でも・・・友達って・・・どうやって作るの??

 

 

高校2年 4月6日

私は、このままじゃダメだ!と思って・・・・ギン兄ちゃんに友達の作り方を「さりげなーく」聞いたw


 

恋華
「ねぇ・・・お兄ちゃんは、職場で友達とか居るの?」


ギン
「はぁ?・・・俺は、友達っていうより・・・仕事仲間だからね・・・まぁ、友達って言える奴はいないなぁ・・・」

 

恋華
(wwww・・・なんだwお兄ちゃんも友達居ないじゃんw・・・でも、仕事仲間って・・・・)

 

ギン
(・・・・・・・・・・・・・・・)

 


ギン兄ちゃんは、この時・・・私が友達を作りたくて相談をしに来た事に気づいていた。
しかし、気づかないフリをして会話していた。


ギン
「うーん・・・友達と仲間ってのは少し違うんだけどな・・・まぁ、作り方は・・・一緒だ☆」


恋華
「え//////」


ギン
「自分から歩み寄るしかねぇ☆・・・相手も、待ってるんだよ・・・話しかけてくれるのを」


恋華
「相手も待ってるの?・・・・なら、向こうから話しかけてくれてもいいじゃん!」


ギン
「フンw・・・・」


恋華
「何が可笑しいの・・・・」


ギン
「お互いに待ってばかりじゃ・・・お互い一人ぼっちのままだ・・・」


恋華
「!!」


ギン
「・・・・・・・・・・・・」


ギン兄ちゃんは、じーっとこちらを見ていた。
普段は魚の死んだような瞳だが・・・時々、鮮魚の様に光るのだw

 

ギン
「さて・・・俺、疲れたから先に風呂入るわ☆・・・オマエも風呂入ってから寝ろよー」


恋華
「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

 

 

自分から歩み寄るしかねぇ☆・・・相手も、待ってるんだよ・・・話しかけてくれるのを

 

 

前日聞いた言葉が、私の頭にしっかり残った。
話しかけてみよう!

自分から・・・


高校生活が始まり、もう一年経ったけど・・・きっと、まだ・・・待っている人も居るかもしれない!
だって、みんな条件は同じで

同じスタートラインから始まっているんだから・・・

 


学校の授業が終わってから・・・私は、今まで違う行動をとる事にした・・・


後ろの席に座っている子に話しかける事にした・・・


凄く勇気がいる。心臓が破裂しそうだ・・・

 


恋華
「・・・・・・・・・・」


私は後ろを向いて見た・・・・そこには、眼鏡をかけて真面目そうな子が座っており教科書を片付けているトコだった。


「・・・・・・・・・・・・・」


後ろに座って居た子は、私が突然後ろを振り向いたのでビックリしたのか、動きを止めて私を見た。

 

恋華
「あのさ・・・・」


「はい・・・・・」

 

恋華
「・・・・・邪部(ジャブ・・・jab)さん・・・」


私は、胸についている名札を読んだ・・・・

 

「・・・・・あ・・・邪部(ヤベ)ですw」
後ろの子は少し笑いながら、名前を訂正した。


恋華
「・・・・////////////・・・・ゴメン!邪部(ヤベ)さんって読むんでしたか・・・間違えました!」


「あはははは・・・いいんですよw・・・私の名前は邪部 弥生(ヤベ ヤヨイ)って言います☆」


恋華
「ヤベ・・・ヤヨイさん!・・・あ、私は・・・恋華(レンカ)です・・・山田 恋華(ヤマダ レンカ)です・・・・」


弥生
「そう・・・よろしく・・・」


恋華
「あの・・・これから、お時間ありますか?」


弥生
「あ・・・・ゴメンなさい・・・これから掃除当番で・・・掃除しなきゃ・・・なんだけど・・・」

 

恋華
「・・・・・・・・・・・・あ・・・・あの、掃除手伝います・・・」


弥生
「・・・・・・・・・・」


恋華
「だから・・・掃除が終わったら・・・・」


弥生
「・・・・・・・・・・・・・・」


恋華
「一緒に帰りませんか?・・・・駅まで・・・」


弥生
「うん☆」


恋華
「/////////////」

 

 

 

 

ねぇ・・・ギン兄ちゃん・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

今日、私にも・・・

 

友達が出来ました☆

 

 

 

 

 

 

次回

山田ギンの職場で・・・!!!

オレ・・・大ピンチ??

 

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