ある機器や他の携帯品の使用が規則14-3の違反となるかどうかについて疑問を持つプレーヤーは、R&Aにその見解を求めるべきである。
メーカーは製造を予定している機器や他の携帯品のサンプルをR&Aに提出し、プレーヤーが正規のラウンド中にその機器や他の携帯品を使った場合に規則14-3の違反となるかどうかについて裁定を求めるべきである。そのサンプルは照会用としてR&Aの所有物となる。もしメーカーがサンプルを提出することを怠ったり、サンプルは提出したが裁定を待たずにその機器や他の携帯品の製造・販売を行ったり、市場に出した場合、そのメーカーはその機器や他の携帯品の使用が規則の違反となるという裁定がなされるリスクを負うことになる。以下の段落は、機器と他の携帯品のデザインの一般的な規定を、その仕様と解釈と共に定めている。それらは、規則11-1(ティーイング)と規則14-3(人工の機器と異常な携帯品、携帯品の異常な使用)と併せて読むべきである。
1 ティー(規則11)
ティーとは球を地面から高く置くためにデザインされた機器である。ティーは下記のようなものであってはならない。
●4インチ(101.6ミリメートル)を超えるもの。
●プレーの線を示すことができるようにデザイン・製造されているもの。
●球の動きに不当に影響を与えるもの。
●その他、ストロークをしたりプレーする上でプレーヤーの援助となるもの。
2 手袋(規則14-3)
プレーヤーがクラブを握る援助となる手袋をはめることができる。ただし、手袋は単純(plain)でなければならない。
単純な手袋は下記のようでなければならない。
●各指のための別個の覆いあるいは開放部(穴)と共に、ぴったり合うよう仕立てられた手の覆いからなる。
●手のひらと指の握る面の全体がスムーズな素材で作られている。
単純な手袋は下記のものを組み込んではならない。
●その主要な目的が詰め物(padding)を備えたり、詰め物の効果を持たせるための握る面や手袋の内部への素材。詰め物とは、付け加えられた素材を持たない隣接する部分よりも0.025インチ(0.635ミリメートル)を超える厚みを持つ手袋素材の部分と定義される。
注:詰め物の定義(上記参照)の範疇を超えないことを条件として、耐摩擦性、吸湿性、その他の機能性のために素材を付け加えることができる。
●クラブが滑るのを防ぐための援助となる、あるいはクラブに手を取り付けるためのストラップ。
●指と指とを結び付ける手段。
●グリップの表面素材と粘着(付着)する手袋の表面素材。
●視覚的な援助を除き、プレーヤーが手をグリップの一貫した位置に、および/または特定の位置に置けるようにデザインされた機構。
●プレーヤーがストロークをする上で援助となる重り。
●(手とグリップの)結合部分の動きを制限するかもしれない機構。
●その他、ストロークをしたりプレーする上でプレーヤーの援助となるかもしれない機構。
3 シューズ(規則14-3)
プレーヤーがしっかりとしたスタンスを得ることの援助となるシューズを履くことができる。競技の条件が制定されている場合はその規定に基づくことになるが、ソールのスパイクのような機構は認められる。しかし、シューズには下記の機能を組み込んではならない。
●プレーヤーがスタンスをとる、および/またはスタンスの場所を作る援助となるようにデザインされている機構。
●プレーヤーのアラインメントの援助となるようにデザインされている機構。
●ストロークをしたりプレーする上で、別の方法でプレーヤーの援助となるかもしれない機構。
4 衣服(規則14-3)
衣料品には下記の機能を組み込んではならない。
●プレーヤーのアラインメントの援助となるようにデザインされている機構。
●ストロークをしたりプレーする上で、別の方法でプレーヤーの援助となるかもしれない機構。
5 距離計測器(規則14-3)
委員会がそれを認めるローカルルールを制定している場合を除き、正規のラウンド中に距離計測器を使用することは認められない(規則14-3注及び付属規則Ⅰ(B)9項参照)。
そのローカルルールが制定されている場合であっても、その機器は距離だけを計測するものに限られる。その機器の使用がこのローカルルールの違反となる機能は次のものを含むが、これらに限定されない。
●勾配を計測したり、測定する。
●プレーに影響するかもしれないその他の条件(例えば、風速、風向、あるいは気温や湿度などその他の気候に基づく情報)を計測したり、測定する。
●ストロークをしたりプレーする上で、プレーヤーの援助となるかもしれない推奨事項を提示する(例えば、クラブ選択、プレーするショットのタイプ、パッティンググリーンの読み、あるいはその他のアドバイス関連事項)。
●ショットの距離に影響を与える勾配やその他の条件に基づく2点間の実効距離を計算する。
そうした不適合の機能は、下記にかかわらず、その機器を使用することで規則の違反となる。
●その機能はスイッチを切ったり、解除することができる。
●その機能はスイッチを切ってあったり、解除されている。
スマートフォンやPDAのような多機能機器は距離計測器として使用することができる。ただし、そうした機器の距離計測のアプリケーションが上記の制限をすべて満たしていることを条件とする(すなわち、距離だけを計測するものでなければならない)。加えて、使用された場合に規則の違反となるようなその他の機能やアプリケーションがその機器にインストールされていてはならない。その場合、そうした機能やアプリケーションが実際に使用されたかどうかにかかわらず、規則違反となる。
→アマチュア資格規則
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