DoCLE #2
 
神殿から出ると遠目に森が茂っている場所が見える
雪七はそちら方面に向かうことにしたが
 
数時間前同様に女の声で雪七を呼ぶ声が聞こえた。
 
「雪七ーー」
 
「なんだよ、薺」
 
「雪は土地勘ないでしょ?付近しか知らないし
だから、行くなら…泉行った方がいいよ」
 
薺は雪七の幼馴染だ。心配しているのは分かる。
勤務上雪七と共に行動できないのも
 
「…泉?」
 
「そっ。魔法の精霊様が住んでるんだよ。
おばばさまが他の属性の
魔力石探せって言われてるんでしょう。
精霊様なら知ってる気がするんだ。」
 
「なるほどな
薺、あんがと。じゃ、行くわ。」
 
ズボっ。1歩1歩雪に足が取られながら進もうとする
 
「雪っ!」
 
「なんだよ。」
 
「浮気しちゃ駄目だよ!?」
 
「しねーよっ」
 
俺の幼馴染で俺の彼女。
苦笑いしながら遠目に見えた森の中にある泉へ向かう

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つづく