キスした意味が分からない・・・
「なんで・・・。」
「聞きたいのはこっちだよ!」
俺が2段ベットで寝ているとしたから声が聞えた。
そう、キルだった。俺はちらりと彼女の方を見るが
すぐにまくらに顔をふさげる。
「仕事じゃないのに、なんで・・っ!?」
・・・仕事じゃないのにか
それって、キル。
「仕事だったら、何度でもしていいのかよ?
先輩のこと好きなくせに・・。」
「し、仕事だからしかたがないんだよっ」
・・・
しかたがない?
俺は仕事じゃなくてプライベートでしたから
キスの意味がわかんなくて、すぐに学校から帰ってきて
しまったんだ。キルには分からないだろうなーー・・
俺はすっと布団から出て、キルを見つめた。
そして、こう言った。
「キル、だったら・・・俺に話しかけるなよ。」
「え?」
「俺のこと、昔から嫌いだったんだろ?
仕事とはいえ、キスするのも嫌だったんだろ?
あの時ーー・・そう言ったじゃん。」
最悪って・・
「え、あの・・・ブルーガ君。」
その時、まだ夕方なのに雷の音がなる。
キルは雷が苦手なのだろうか?とびっきり目を開く。
頭を抱え、震えだす。
「キル?」
ケイは心配して声をかける。
「あ・・う・・・ブルーガ君、あの・・・。その・・・。」
キルは雷に怯えながら声をはっした。
次の言葉にケイはびっくりしてしまった。
「--・・ブルーガ君のベット行っていい?」
は?
「な、なんで!?お前、俺のこと嫌いなんだろ?」
昔からそうだったんだろ?
触るのが当たり前で嫌とは言えなかっただけなんだって
「え・・?なにそれ?」
「だから、俺・・・姫と共演するの辞める。
キルは先輩とがいいだろ?」
ケイがそう言った瞬間、ふたたび雷がなる。
なんで、辞めるの?
辞めるために学校に来たの?
僕といるのイヤだからーー・・・?
キス・・しといて?ブルーガ君の考えてること分かんないよ
僕は
「イヤじゃ・・・イヤじゃないよ。」
キルがそう言うと、また雷がなる。
そして、鳴り止むとキルははしごからケイのベットへ上がってくる。
「だから・・・いいよね?」
完全にケイのベットに居座るキルの姿に
ケイはこう答えるしかなかった。
「わ、分かったよ。ほら。」
そう言って、布団を少しもちあげる。
それを見てキルはそそくさと布団の中に入る。
ケイはキルの手を握り、安心させるような笑顔で彼女を見つめた。
「キル、俺ーー・・・ここにいるから。
人形なくても寝れるよな?」
キルは人形ないと安心して寝れないのは分かってる
それでも俺は一緒に寝ることにした。
母が晩飯の用意が出来ると声がかかるまでの間
俺はキルが眠るように一緒に寝ることにした。
それから数時間後、俺は目を開けてしまった。
目の前にはぐっすりと眠ってるキルの姿。
彼女は人形なくても寝ていることが分かったのだ・・・
「ん・・・んぅ。そっか・・・俺も寝ちゃったのか。
キル、起きろよ?そろそろ晩飯だろ?」
ケイがそう声をかけるとキルはむにゃむにゃと
唇が動いた。
「ん・・・・ブルーガ君。」
寝言だった。
しかも、ケイのこと・・・俺はその言葉に嬉しさを覚え
もうちょっと寝ることにした。
今朝のことなんて忘れてーーー・・