俺のお姫様


今日から中学2年生・・・・
サクラもナナもそしてキルとも同じクラス・・・・


マイ「ケイー一緒なんだー、何処に座るの?」


俺が教室へ入ると女達が話し掛けてきた。
席は自由に座って良いようだ。
周りを見渡すとすでに座ってる人も何人か居た。
キルもその中の一人だった・・・。
彼女は真ん中の列左側の一番後ろに座っていた。


王子様「俺はーー」


そう言いながら俺はキルの方に歩いていく。
そして、キルの前の席の椅子を動かそうとした瞬間、キルが話し掛けてきた。


姫君「あ・・ブルーガ君そこに座るんだね。」


キルはいつもと変わらず笑顔だった・・・・
その笑顔で胸がくるしくなる


怒りの王子様「何処だっていいだろ!バカ女!」


俺はいつのまにか怒鳴り口調でキルにそう言って席に座る。
キルは毎日、毎日俺に


困る姫君「お、おはよ!」


って声をかけてくる。
そのたびにむかついてたまらなかった。
無言で無視していたけど、今日は限界にたっしていた。


怒りの王子様「話しかけんな!お前はとくになっ!」


はなしかけられるだけでドキってなる。
けれど、俺の怒りはそれよりもっとで大きくて重たくてたまらないんだ。

仕事の為かキルは帰りの会終わるとすぐに走って下駄箱へ行ってしまった。
俺も後ろからひそかについて行くと、

校門には闇勝学園の制服を着た先輩が居た。
なぜ、闇勝学園の制服?
もしかして先輩、闇勝に通ってるのか、そんな空想が膨らむ。


姫君「先輩?!」


笑顔の先輩「ギルドっ」


先輩はやはり、キル目当てのようだった。


姫君「どーしたの?」


笑顔の先輩「俺、今日誕生日なんだよねっ」


・・・・・セイ先輩の誕生日ねぇ・・・・?


先輩「だから、ちょっと家来てくんね!?」


は?
キルは今から仕事のはずだぞ?


困る姫君「僕、用事あるんだけどっ」


そうだ、断れ、断るんだ!!


笑顔の先輩「じゃ、ちょっとだけでいいから!」


セイはそう言って無理やりキルの手を掴みどこかに連れてってしまった。


びっくり王子様「あっ」


隠れながら俺も付いてくと、先輩は暗い路地裏へキルを連れ込んでしまった。
俺はそんな2人を遠くでしか見ることが出来なかった。

数分後、セイが早歩きで1人で路地裏から出てきた。
そしてキルも後から出てくる


姫君「さてとっ」


王子様「ふ、あれが彼氏か」


路地裏に入る前の大道路に突っ立ってる俺の声に気づき

キルがこっちを向いた。
俺は怒りで言葉が止まらなかった。


真面目な王子様「そんな細いとこに入ってさ、今日先輩の誕生日らしいじゃん。

どうせえっちなコトしてたんだろ?」


先輩の卒業式と同じように・・・きっと、そうに決まってる・・・
話しかけるなって自分で言ったのに、俺はキルに話しかけていた。
このさい、ハッキリいったしたがいいんだ、この気持ちはなんでもない・・・
お前のことなんてなんとも、思ってないんだって。


姫君「えっちなことって?」


・・・・・


王子様「は?」


ちょっと待て・・・キル、ま・・まさか・・・そういう行為しらないのか?
確かめるように俺は何度もまばたきをした。


困った王子様「知らないの本当に?」


姫君「しらなーい。」


キルの言葉に二言はなかった。
だって・・・・


困った王子様「卒業式・・・先輩としたんじゃ・・・?」


それに・・・返事・・返事したじゃん?


嬉しい姫君「えーっTVゲームしてただけだよっ」


楽しそうにキルは答えた。
・・・・ゲーム?
先輩、姫の大ファンだから姫似のキルを襲うの怖いのか?
あの卒業式から心がもやもやした気分が少し晴れた気分だった。


王子様「そっか。してねーのか・・・」


姫君「んー?」


そう思うだけで俺はいつのまにか顔までもがニコニコと晴れ晴れとしていた。


笑顔の王子様「なんでもねーよ。」


俺は完全に笑ってそう言っていた。
その笑顔にキルが大声で突っ込んできた


驚く姫君「笑った!!」


!!


怒りの王子様「笑ってねーっ」


嬉しい姫君「笑った、笑った!」


怒りの王子様「だ、だまれバカ女!」


嬉しい姫君「あーてれてる」


怒りの王子様「てれてない!」


笑わないクールな俺を学校では演じてきたのにキルの前じゃ一言、

一言で何もかもが変わってしまう。
世界がキル中心で動いてるようだった・・・・・・。
でも、まだ俺の心は晴れたわけじゃない。キルは先輩の彼女。
先輩とキスをした。それだけで頭の中がごちゃごちゃになる・・・

けれど、少し安心感はある。キルがたとえ俺のこと見ていなくても、

好きじゃなくても、王子と居た時間は先輩との時間と比べられないほどの長い、

長い時間を費やしてきた。
それに比べれば、先輩なんてへでもない。
姫の時間は俺のものなんだ・・・

王子なんて仕事なんて止めてる場合じゃない。