手にとるな やはり野におけ 蓮華草    瓢水

この句は植木屋にゃきついよな!
あるがままの自然、なすがままの草木が美しいって詠んでんだべ?
(本当は、遊女を身請けしようとする友人に、「ふさわしいところに置いておけ」と忠告する句らしいが、俺のブログじゃ、話が面倒になっちゃうから、野原の蓮華草でいくぞ!)

けどな、植物の世界にも弱肉強食は存在してんだ。
山ん中なら茂ったままでもいいけど、塀に囲われた閑静な庭の植栽はそうもいかねえや!
植木を枯らしちまうツルもあれば、日陰を作るでかい木々もじゃま!
覆い茂って風も通り抜けねえんじゃ、植木にゃ良くねえや
見栄えを良くするにゃ、やっぱり手を入れなくちやなんね!
 
植木屋の仕事は、植栽が生き生き成長できるように自然に沿って、美しい姿を
保つように手助けしてんだ。どうだ! えっ? えばることはねえか えっ

むしろ、植木職人の心は播磨の瓢水の一句に裏づけされてんだよ シラー

さて、苔の話だ。苔は奥深い!




これは山奥の自然のままの苔の風景だ。うつくしいだろ!だれもがこんな庭が我が家にあったらと思うべ。
まさに、この星の宝物だ 霧

苔玉は苔玉でいいんだけんど、苔爺はこんな風景を庭に作リてえんだ。

庭に苔庭を作るなんざ瓢水の句に逆らってるか?
けど、皆が皆、山にこの絶景を見に行かれねえべ。
自然を知り、植栽を知り、苔を知れば山の中の写真のワンシーンを
自分の庭に、太古の昔から存在したかのように造れるんだよ。

こりや難しいよ。しかも、苔を育てられる庭師なんて、日本にや数人しかいねえ。

苔爺のライフワークとして、その数人の末席に加わりてえもんだ!

もうひとつ心洗われる景色を見せちやうか グッド!



 


これは俺の最近作