こんにちは🌿

ご無沙汰しています。

臨床心理士のるかです😊


ここ数ヶ月オリンピックが終わるまで怒涛でしたね。

連日オリンピックを中止するべきという世論と

意地でもやろうとするIOC及び政府のぶつかり合い。

開会式直前になって、演出家達の不祥事発覚。これは今に始まったことではありませんでしたが…。


始まってしまえば、あっという間でしたけど、ここ2週間はコロナ感染者数も増え続けました。

選手達の姿に感動し、心が震える一方で、

コロナの治療に携わる医療従事者始め、

関係者ののことを思うと胸が傷むときもあったかと思います


私はそんな複雑な心境の中、日々を過ごした皆さんにもお疲れさまと言いたいと思います。


人間が一番感情的にエネルギーを使うのは

"葛藤"状態にある時です。

喜びたいけど、喜べない…コロナが心配…と

感情を思いっきり発散できず、バランスを求められることもストレスになります。


色んな感情を感じて疲れてしまった人は

少しスマホなどから距離を置いて、

運動など違うことに心を使ってみることをおすすめします🌿



さて、私の中で一番心に残った選手は

大迫傑選手でした。

最終日、男子マラソン朝から走っていましたね。

レース後半で8位から6位までの追い上げ見事だなと思いました。

さらに私はレース後のインタビューで彼の言葉に心を打たれました。


『6位以上を狙おうとしましたが、ラップタイムが15秒以上縮まらなかったので、自分の身体と相談して、6位を死守することにした。100点満点をあげたいです』という 内容でした。(正確な言葉は調べてみてください😂)


私は、ここに人生を生きていく上での

全てが詰まっているなと感じました。


彼はオリンピック前の準備期間を

ケニアで過ごしていたそうです。

その間に"タイムが大事なのではなく、

自分の走りが出来ることが大事"と

気付かれたそうです。

これだけ国内で"結果"を求められているなかで、"自分の走り"を貫く姿勢を持つことはなかなか容易にはできないことでしょう。


だけど、どんな時も自分と一緒に居るのは"自分"。

だからこそ、最後まで自分の心の声と身体の痛みの声両方を聴きながら、

両方が納得出来る選択を

その時に取ったことが素晴らしいと思います。

そのようなレースをするということが一番自分が自分らしく在れることであり、大迫選手が一番望んでいたことなのだと思います。


彼の100点満点という言葉には、

当日の結果だけでなく、

当日の舞台に立つまでの準備、

レース中に自分の心と身体と向き合った姿勢、全てのプロセスを含まれているのだとおもいます。


日頃私達は様々な自分の声、心や身体が発するサインを見逃してしまう、もしくは気づいていても気づかないフリをしてしまいます。


ですが、その声を自分が聞くことで、

一番最後には、端からはわからない

自分が心から満たされる結果に繋がることが

あるのではないかと改めて気付かされました😔🌿



オリンピックで国の代表として、戦って下さったすべての選手に感謝と敬意を。