ハチミツとクローバー
羽海野チカ・講談社
1~10巻(完結)
2回目はハチクロ。
アニメ・映画・ドラマ化等でかなり有名ですね。
その割に実写の評判は悉く芳しくない…
閑話休題。
美大での生活を中心に描いた群像劇。
周りの人間の多彩さに比べ自分には何の才能もないと悩む竹本祐太。
亡くした夫のことで苦しみ続ける女性を支え続ける真山巧。
天才的な美術の才能を持ちながらすぐに消息不明になる変人・森田忍。
報われないと思いながらも真山に想いを寄せる山田あゆみ。
若い内から才能溢れる作品を作り出すが対人関係に戸惑い続ける花本はぐみ。
親戚のはぐみを目に入れても痛くないほど溺愛し、大学で教鞭をとる花本修司。
その他にも個性様々なキャラクターが登場するのがとても魅力です。
ちょっとしか出ないようなキャラクターでも充分に練られていて、スピンオフが次々と読みたくなります。
一番好きなキャラクターは真山。
眼鏡だよ!ちょっと理系っぽいよ!
もう積んだとしか言いようのないドストライク投げられました。
周りでは花本先生の評価高いです。
ギャグとしての一押しは真山の勤務先の双子社長(毬男と類二)。
どこかの土工管を彷彿とさせる名前ですが、感覚的にはとある双子タレントを思い浮かべます。
いや、ほんと出ないのよ。5ページ出てるかも怪しいのに覚えてしまいます。
主要キャラクターと喋ってるのなんて一回位しかないのに印象に残る。
そういう強烈なキャラクターが多いのです。
ともすればギャグが面白いのでうっかり忘れがちですが、これは恋愛漫画です。
恋の矢印がこんなにも頻繁に出ていているのに中々繋がらない。
でも現実ってそういうもの。
思えば叶う、突き進めば結ばれるなんていうものじゃない。
そのせいか、言葉の一つ一つがとても共感できる。
相手のことを考えるとき、それは必ずしも相手の幸せを願う言葉ではない。
相手の幸せが自分の幸せに繋がらない。
でも相手の不幸を願っている訳じゃない。
そんなもどかしさが自分の体験にきっと重なると思います。
ギャグとシリアスの差が飛びぬけて激しいというのは羽海野先生の魅力の一つだと思います。
【あらすじ】
美大に通う竹本は同じ寮の真山・森田らと共にキャンパスライフを送っていた。
ある日、竹本たちは花本教授の親戚の子だという花本はぐみに出会う。
その一瞬で、竹本は恋に落ちる…。
竹本たちのキャンパスライフを中心に、様々な恋が、悩みが、想いが駆け巡る。
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