今朝、久しぶりに流れてきた同窓生のグループLINEは


同級生の訃報だった

出会いがあれば
別れがある

生があれば死がある・・・


そろそろ還暦を迎えようとしている私たち世代には
きっとここから先、
おめでとう🎊より寂しくなったねの報告が増えるだろう


旅立った彼は
この生を充分楽しめただろうか

今はただ
同じ時代を共に過ごした
友の旅立ちに
心静かに祈りを捧げようと思う


茨木のり子さんの“さくら”と共に


* * * *


「さくら」
       茨木のり子



ことしも生きて
さくらを見ています


ひとは生涯に
何回ぐらいさくらをみるのかしら


ものごころつくのが十歳ぐらいなら
どんなに多くても

七十回ぐらい
三十回 四十回のひともざら
なんという少なさだろう


もっともっと多く見るような気がするのは


祖先の視覚も
まぎれこみ重なりあい霞(かすみ)立つせいでしょう

あでやかとも妖しとも不気味とも
捉えかねる花のいろ
さくらふぶきの下を 

ふららと歩けば


一瞬
名僧のごとくにわかるのです

死こそ常態


生はいとしき蜃気楼と