手術の記録。
ずっと書こうと思ってたし
書く時間がなかったわけでもないんだけど
なんさあんまり気が進まなかったのは、
あまり良い思い出ではないから。

それでも大切な思い出なので
記録はしておきたい。









看護師さんに車椅子で3階の手術室まで運ばれる。
手術室はいかにも、テレビで見るのと全く同じで、ちょっと怖い。。。
手術室の看護師さんが出てきてくれて
帽子をかぶって髪を結ぶ。


手術室に入る。
麻酔の臭いが嫌で心配だったけど、
そんなに気にならなかった、
というかそれどころではなかった。

手術台に横になり、血圧計やらなんやらいろいろセットされる。

手術ナースや麻酔科の先生たちはみんな明るくて優しくて、緊張が少し和らぐ。


なんかいろいろセットされてしまったのでもう動けないのかと思い
「あの、顔をかいてもいいですか...」
と聞いたら笑われて
「まだ大丈夫ですよ」
と言われた笑


その後麻酔。。。
麻酔が結構怖かったんだよね。

痛みはそんなに強くなかったけど
思ってた以上にしんどい。


背中を丸めてください、と言われ
まずは腰椎麻酔。
その後硬膜外麻酔。

確か硬膜外麻酔のほうがしんどかった気がする。
下半身がしびれるだけでなく、
腕もしびれて動けない。
かなり重たくて苦しい。
吐き気もあって気持ちわるい、
けど吐けない。。。

しんどくてしんどくて
意識もややぼんやり。


そんななか、気がついたら手術が始まっていて、
「たぶん今お腹切ってるな」
という感覚がする。

こっからがさらに辛い。
先生たちが
「これは膀胱ですね」
「あ、これは古いから切っちゃって良いです」
等話をしてるのを聞きながら、
臓器が引っ張られまくって、気持ちわるい。
胃が刺激されてるからなのかわからないけど
とにかく気持ちわるい。しんどい。
早く終わってくれ、
早く出てきてくれ、
と何度も思った。

途中吐きそうになって袋もらうけど吐けず。。。
臓器は引っ張られる。
身体は痺れて重たい。
意識もぼんやり。
しんどい。しんどい。。。



たぶん30分〜1時間経ったときに、
あ、そろそろ子宮切る感じだな、
というのがわかった。

早く、早く。。。
早く出してくれ。。。


そして朦朧としながらも、
あ、今子宮切られてるな、というのがわかる。

しんどくて苦しくて気持ち悪くて、
「やっと会える!」
とかのわくわく感とかは全くなく
子宮切られてるのがわかるけど
意識が朦朧としている。。。


しばらくしたら

「オギャー」


ほんとにオギャーと聞こえた。笑


遠い意識のなか、

「あ」

と思う。

そして先生がこっちに赤ちゃんの顔が見えるように抱き上げてくれる。



その瞬間は、一生忘れたくない。



赤ちゃんの顔を見た瞬間に涙が溢れる。
もしかしたら私も声をあげて泣いていたかもしれない。



赤ちゃんは泣いていた。

産まれた。






看護師さんたちは
「おめでとうございます!」
と言ってくれる。

先生たちはせわしなく手を動かしている。

産声を聞いて赤ちゃんの顔を見た瞬間、
しんどさが吹っ飛んだ。


赤ちゃんは手術室の端っこのほうで
体重計ったり
いろいろチェックされていた。

その間もずっと泣いてる赤ちゃん。



この産声をずっと聞いていたいと思った。




嬉しくて、感動して、ホッとして、
なんて表していいかわからない。



看護師さんたちが赤ちゃんを私の横に連れてきてくれる。
メガネも取ってくれる。

私は自然と笑顔になる。
看護師さんには
「苦しそうな顔してたのに笑った〜」
と言われた。

「小さい〜かわいい〜」
と言った記憶がある。
ほんとに、今までの苦しさがどこかに行った感じだった。


バースプランで写真を撮って欲しいとお願いしていたので
写真を撮ってもらう。

そのときに看護師さんに
「触っていいよ〜」
と言われるが、

「え、どこ触っていいんですか?」
とどうしていいかわからない私。

頭の辺をちょっとだけ触った。

そして写真を撮ってもらった。



そして赤ちゃんはNICUに連れて行かれた。