【分館:考察用】FEATHERGARDEN

【分館:考察用】FEATHERGARDEN

自分が思ったコト好き勝手に感想を述べたりしてます。
映画・アニメ・漫画・特撮が主なコンテンツ。

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■映司
小林御大が仰るような【仏陀】と言うよりは
現代に生きる【夢破れた人】の代表格的存在。
計り知れない欲望を持っていたと言っても誰だって子どもの頃に
○○になりたい、○○したい、と思っていたように
現代に生きる人間誰しもが持っていた、極当たり前の感情。
でも結局直面したのは世の中の汚さ、醜さ、
叶えたくても叶えられない世に生まれたコトへの絶望感と共に生きる
正に世捨て人。
最後に手に入れた【誰にでも届く腕】とは
自分一人でどうにかしようとしていた子ども時代から脱却した
人間のコミュニティに属するコトの出来た大人の姿、とも言える。

■アンク
800年前の欲望から全く動けない存在。
モノが持つ筈の無い【命】と言う、
現代の科学を持ってすら叶うコトの無い願いを持ち続けた
悲しい夢を現実にしようともがいた人。
先代のOOO側についたのも永遠の命(鴻上の項で後述)の探求の過程で
自分にも益があると睨んだからだと思っている。
勝手に生み出され欠けた状態にされ、
渇望するコトを運命づけられ…
そんな姿は現代に捨てられた孤児のようなモノ。
何が為にココに居るのか。
生きているような、死んでいるような。
それでいて何かを求めるしか、自分を自覚出来ない。
信吾の体を必用に求めたのも、
そのあまりに満たされた【人間】に対する嫉妬心が
(同じく親の居ない存在なのに満たされている信吾への嫉妬)
彼を苛立たせたのではないだろうか。
結果皮肉にも彼の助力もあってその欲望を満たすコトが出来た訳だが
決して自分で望んだ欲望でも何でも無いので
生まれ変わりのシステムみたいなのがあれば勝手に乗っかって
自分だけの欲望を探す旅に出ると思う。

■信吾
本編中、進行形と言う意味では一番満たされた存在なのかも知れない。
自分の夢=警官は叶い、親は居なくとも妹が居て。
何もかも順調で特に不満も無かったー…
と思ったらアンクに体を奪われてしまい。
満たされているつもりだったが自分が存在しないコトで心配や迷惑を
かける人間がこれ程までに多いのかと再認識させられて
復職した折にはより一層自身や周りを含めて一生懸命生きる…
模範過ぎるが模範だからこそ満たされない何かを追い続ける、
次代の鴻上ポスト…なのかも知れない。

■比奈
言わずもがな【親=信吾】から独立出来ない雛鳥の象徴。
ある種親よりも近しい兄に対してのコンプレックスの塊で
映司に恋愛感情を出し切れなかったのも
アンクに兄の面影を追い続けたのも
ひとえに恋や愛を求める以前の、庇護を求める生き物の姿に他ならない。
恐らく映司とは結ばれるコト無く、自分だけの人を見つけるのでは。

■伊達
恐らくは映司が抱いた感情等、とうに乗り越えた
(本編で言う【枯れた】側ではなく、別方向にシフトした)人間。
人間が死ぬコトそのものは医者として永遠の課題だとしても、
少なくとも自分が生きてさえいれば救える人間を増やすコトが出来る。
と言う思考で完結した【ある意味終わっちゃった】人。
なのでどう突っ込まれようとも鴻上や真木と相対しても動じなかった不動馬鹿。

■後藤
所謂【線路に乗っかっただけのエリート】の象徴。
世界を救うと言うある種誰でも到達するような夢の先を抱くも
乗った線路は所詮敷かれた模範レール、行き着く先も不直に真面目な人生。
誰もが羨むレールなのに満たされない。
と言うか掲げた夢は何時になっても叶わない。
それは多くの人間が同じレールに乗っかったコトに寄る
【同じような人の中の一人】としての末路。
そんな自分から脱却したくて伊達と共に歩み、
本当の自分のレールを見つける…と言う、下手すると映司より回り道してる。

■真木
本編や関連書籍で語られるように、姉に裏切られた時点で
全ての時間が止まってしまった悲しい存在。
人間が本当の意味で絶望してしまい、後戻りが出来なくなったら?
完全に負の方向へ向かってしまった、マイナスの権化。
可能性論を捨ててしまえば恐らく全ての人間は真木の考えに至ってしまうのでは、
と思う程、終末論者の典型。

■鴻上
本編でも劇場版でも結局正体がロクに明かされなかった彼だが、
私の考察では彼は800年前の王の子孫、では無く【本人】だと思っている。
サンジェルマン伯爵的な。
800年前と言えば日本で言う鎌倉時代、
錬金術師も絡んでいる以上、恐らく当時望んだ欲望は【永遠の命】。
結果的に得たものの、その永きに渡る生の中で
一度は満たされてしまった欲望の乾きに悶え、
欲望とは何かに没頭して早800余年になってしまった
私の中では一番可哀想な人。
その乾きを満たすコトはどんなコトで持ってしても叶わず、
無限に対する絶望に苛まれ
新たに生まれい出る欲望=命に対し賞賛を続けるコトで自分を誤摩化し続けた…が、
その無限を超える存在=OOOの復活に歓喜し
今こそ自分の欲望を超えるその先を見据えようと
準備に準備を重ねた計画を発動させ…
OOOの行く末を見届けた彼は満足したかに見えた彼であったが
彼もまた欲望を思い出した人間であってその欲望は潰えるコト無く
次への創造=新たなメダルの創造に直走ってしまう…
等と言う、周りからすればとてつもなくはた迷惑な欲望の権化。
何処まで行っても彼の欲望は潰えるコトは無いだろう。

■里中
一見後藤と同じようなレールの上に居るようで
実は全く違うベクトルに居る人。
全ては自分の為、自分が満たされて初めて周りも満たされる的な
ゴーイングマイウェイ。
本編後半伊達や後藤になびいたのも本人の気まぐれで
自分が満たされたいからやっただけ、みたいな一匹狼。
しかし本心ではそんな一匹狼にもちょっと飽きていて、
バース組の一員となるコトで自分の心のスキマを埋めようとした可愛い人。

■カザリ
良くも悪くも【現代人】。Greeedなのに。
模範(姿を借りた人間)があまりにもアレだったせいなんだろうか。
理由はともあれ仲間すら信じられず疑い深く、
自分が至上であると信じて疑わず、
最後はメッキが剥がれて誰にも気付かれずに世相の隙間で消えて行くと言う、
現代の打算、計算人間が向かうであろう末路の化身。

■ウヴァ
本当は群れているのが好きなのに
強がるが故に誰にも好かれず、徐々に自分の心さえも蝕んで
「どうせ俺なんか…」って、どっかの兄貴よろしく、
カッコ付けるがカッコ良く無い、強がりの象徴…なのかも知れない。
とは言っても根は全く強く無いので最後は逃げ出して
利用されて終わる、実は【奪われて】終わる側。

■メズール
母であって母で無い、○ルシャダイで言うエゼキエルと同じ存在。
生み出せる存在のようで生み出せない、
母になれない女や男の叫びの代弁者。
しかし実はガメルの愛を素直に受け入れていれば
肉体では無い、本来の心で結ばれる親子に慣れていた訳で、
自分が定義付けた【欲望の形】に拘り過ぎたが故に自分を見失ってしまった頑固者。

■ガメル
Greeedの中ではアンクにつぎ、欲望の成就に近かった存在。
一方的と言う意味では実はアンクよりも先に成就している。
人間は献身的にまで他人に尽くした【フリ】をして誰かを助けたコトにして
あくまで自分自身の満足の為では無いと虚勢を張るが、
彼のように純朴に誰かを愛して満たされた顔で死に行くのが人間の根本の筈。
その体現である彼こそ人間が還るべき姿だと感じる。

■知世子
【悩むコトこそ人生の無駄】と言わんばかりに楽天思考。
人間としての深さに欠けているものの、
悩みの無い人間として憧れられやすいタイプとしてのプロトモデル。
だが実は良いも悪いも受け入れる母としての奥深さがあって
決して浅くは無く、かと言って広過ぎる海のような母のような、
つかみ所の無い存在として描かれていると言えるのでは。
人によっては鴻上より謎な人。