今まで、かぎかっこが誰か分かりにくかったんで、今回は付け足しました
誤字等はごめんなさい()






黄「ちょっと寒い、、手が」
赤「そう?」
黄「うん」
そう言っただけで、そっと手を握ってくれるかなこ。あったかいな。
赤「手つなぎたかったら正直に言えばいーのに」
ああ、またばれた。私の計画はいつもこうしてばれる。かなこは、何も分かってないようで、何でも分かってる、なんでわかるんだろ、私、顔に出てるのかな?
私たちは、毎年、4月が終わる頃にお泊りひて、夜になったら、かなこんちの近くにある丘の上の公園に、四葉のクローバーを探しに行く。今年で、何回目なのかは、忘れたけど、まだ一回も見つけた事はない。
かなこは、小さい頃からよくお母さんと来てたらしいけど、いつの間にか私になっちゃってて。いや、嬉しいよ?
で、かなこもまだ見つけたこと無いって。
四葉のクローバーを見つけるのが一つの夢なんだ、って毎年このとき、ずっと言ってるなぁそういや。かわいい夢だよね。...私にも、その夢がうつっちゃったみたい。
赤「ついたーーーー!!」
近場だし、毎年来てるのに、ついただけですごい喜んでるけど、なんでだろうね、なんでそんなに嬉しそうなんだろう。でもそんなかなこを見てるだけで、ぽっと心があったかくなるんだよ。自然とね、笑顔になれる。
赤「暗くてみえにくいね~」
黄「いつもじゃん!てかずっと思ってたんだけど、なんで夜なの?」
赤「へ?今頃?」
かなこはへなちょこな声で、四葉を真剣に探してる私を覗き込んだ。
赤「夜、ここからみえる景色が、好きなの、なんかホッとする」
さっきまでへなちょこな声だったのに、こうやって急にやわらかくて優しい声で言うから、ドキッとする。
黄「綺麗だね...、これが理由?」
赤「それに、、、」
黄「それに?」
赤「上、みてみ」
黄「わぁ、すごい・・・すごいね・・・」
今まで、ずっと気付かなかった。綺麗すぎて涙がでそう。
赤「ね?すごい綺麗でしょ、星」
黄「うん・・・すごい、すごい綺麗・・・」
赤「お母さんがね、大切な人とみたら、より綺麗にみれるんだよー、って昔言ってて、しおりとみたいなって」
いつもバカなこと言ってんのに、いつも、急に泣かせるようなこと言ってくるから、かなこって、ホントにバカ...
涙こらえるの必死だよ、、でもこれもバレバレなんだろうね。
黄「なのに今?ずっと来てたのに笑」
赤「うん、忘れてたのぉ!、ってのは嘘で~、なんかさ、言うの照れくさくて...ふふっなんか変だねっ」
黄「ねぇかなこ、ありがとう」
赤「え?何が?」
かなこはすごいなあ。こんな、なんか、いつもすごい事言ってるのに自分では何にも気付いてないというか、分かってないというか。私といるとき、ライブのときとかも、いつもそう。
そんなかなこがキラキラ眩しくて、いつか届かなくなりそうってなって、ときどき不安になったりするけど、気付いたら、いつも隣にいてくれて、私、ホントにホッとするんだよ。それに...
赤「でもさぁ、私は見つかってほしくないって思うときがあるよ」
黄「どうして?」
赤「だってもし見つかったら、もうこうやってしおりと一緒に探さなくてもいいようになるじゃん?」
まっすぐで、純粋で、素直で、ちょっぴりバカ混じりだけど、そんなかなこが私、言葉で表せないくらい、好きだよ。
黄「そんなことないよ、見つかっても毎年こうやって2人でこようよ、ね?」
赤「ほんとだ、こようね、絶対だよ?」
黄「でもー、四葉のクローバーが見つからなくても私、すごく幸せ」
赤「四葉見つけなくても?」
黄「うん、だって、かなこがいるもん、かなことこうしてられるもん、だからね...」
赤「あ!みて!流れ星!」
黄「えっどこ?」
赤「願い事、しないとねっ」
そう言うとかなこは手を合わせて口をパクパクさせて何かを言った。何願ったのかな。大きな願い事なんだろうな。だってすごくしあわせそうな顔してるんだもん。わたしはね、そんなかなこを見るだけで、心から幸せだ、って思える、四葉のクローバーが見つからないのは、きっと、今がしあわせだからかな、なんて。
赤「あっ、さっきなんか言ったっけ?」
黄「んん、何にも言ってない...あっ、また流れ星!」
流星群?ってときくらい流れ星がいっぱいみれるから、私も、願い事しようかな。
かなこの、願い事が、叶いますように。
赤「ねぇ、何願ったの?もしかして~私のことっ?」
黄「そんなわけないじゃん!自分のことに決まってる~」
赤「しおりのことだから、きっと私のこと願ってるんだろうなーって思った笑」
黄「ってかそれより、全然見つからないじゃん!」
赤「いいよ、流れ星みれたもんっ」
黄「じゃあ・・・もう帰っちゃう?」
赤「また来年ね、あっ今日も一緒のふとんでねるの?」
黄「別にいーじゃんお泊りのときくらいぃぃ」
(終わり)
