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人生は航海だ。
人生は航海だ、とふと思いました。
海は、日によって違う顔を見せます。
凪の日、波は穏やかに煌めくかと思えば、うねりが高く、船が出せない時もある。
津波にのまれ町ごと壊滅することもある。
そんなとき、船はどうするか?
無理な航海はしないのです。
大波の時、悪天候な時、無理に航海すれば転覆してしまう。
だから港に船を寄せ、悪天候が過ぎるのを待ちます。
津波の時には、沿岸部にいては船ごと破壊されてしまう。
だから沖に避難します。
人生も航海のようなもので、船長は自分自身。
自分という船をうまく操るも、転覆させるも、自分次第。
いかに空模様と波の様子を見て、進むべきタイミング、留まるべきタイミングをはかるか?
凪いでいる時、追い風の時には思いっきり気持ちよく進むがいい。
状況が悪いときには、留まって様子を見るがいい。
これは危険だ!と思うような波が来たときには逃げるがいい。
そしてそれは頭で考えるのではなく、本能でわかるはず。
熟田津に船乗りせむと月待てば
潮もかなひぬ今は漕ぎ出でな
大好きな万葉歌人、額田王の歌。
船を漕ぎ出すのに月の様子を見ていたら、潮も満ちてきて、船出に良い具合になりました。
さぁ今こそ漕ぎ出しましょう。
という内容の歌です。
これ、実際の出港だけじゃなく、人生についても歌っているのかもと勝手に解釈しています。
誰しも「今だ!」というタイミングがあるはずなのです。
自分の人生を、自分で漕いでいく。
自分で舵を取る。
船長は、自分自身。
良いときも、悪いときも、全ては天候のようなもの。
必ず晴れて進めるタイミングが来るから、全てを楽しんで、人生という名の海を航って行こう。
今日も最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございました♡