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私は強い言葉が苦手です。
人を攻めるような言葉、否定するような言葉、バカにするような言葉・・・
そういう言葉が本当に苦手。
自分が言われていることじゃなくても、音として耳に入ってきただけで苦しくなります。
言葉は時に大きな破壊力を持って、人の心を一撃で壊してしまうこともあります。
言葉の破壊力、言葉の怖さ、言葉の痛み・・・
思春期のトラウマでもあるのか、人を傷つけるような言葉や、愛のない言葉には、ことさら敏感に反応してしまう私がいて。
「めぐみさんは、いつも言葉を選んでしゃべってるよね」と言われることもあるんですが、無意識なことが多いです。
自分で不快になる言葉は、できるだけ発したくないと避けているからかもしれません。
中学生の頃、担任の先生に言われたことが、今もずっと残っています。
「自分の口から出た言葉を、一番近くで聴いているのは自分の耳だよ」と。
自分が発した言葉は、相手の耳に届き、心にも届く。
同時に、自分の耳と心にも届く。
ならば、口にする言葉は、できるだけ優しい方がいい。
できるだけ、穏やかで、愛溢れるものがいい。

私が好きで好きでしかたない本。
山下景子さんの、日本語の本。
もう何度、読んだかわからないくらい。
四季折々の大和言葉や、普段何気なく使っている言葉の由来。
日本語って、なんて優しくて、なんて情緒的で、なんて艶っぽくて、なんて四季の魅力に富んでいるんだろう。
日本人で良かったなぁ・・・と思う瞬間です。

禅の言葉も、沁みます。
年を重ねるごとに「ああ、そういうことか・・・」と実感することも多くて、そんな時、なおさら沁みてきます。
言葉は人を傷つけることもあるけど、言葉によって救われることもたくさんあります。
みんなが愛ある言葉を発していったとき、この世は愛の奇跡に包まれるんじゃないかな?
言霊、というものもありますしね。
言葉には、良くも悪くも魂が宿るので、幸せのためには、負のオーラを纏う言葉は口にしないのが良いかもしれません。
ここ最近、「言葉」について考えさせられることが多くて。
昨日もそんなきっかけをいただいて。
ああ、そういうタイミングなんだなぁ・・・って思ったので、書いてみました。
講座をしているうちに、雨が降ってきました。
水溜まりに落ちる雨粒が、柔らかい波紋を描いています。
今日は翠雨。
翠雨(すいう)とは、青葉に降り注ぐ恵の雨の呼び名です。
気持ちが沈みがちな雨の日も、言葉ひとつで素敵な日に思えてきませんか?
優しい言葉と穏やかな空気を纏い、生きていきたいものですね。
今日も最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございました
