いつもブログにお立ち寄りくださいまして、ありがとうございます。
「どうすれば黒字になりますか?」
「メディカルアロマで稼げますか?」
「将来的な展望ってどうですか?仕事にしたいと思ってるんですが」
最近そんな質問をたびたび受けます。
経営コンサルタントの方なら、具体的な方法を提示してくれるのでしょうが、残念ながら、私はただのメディカルアロマー。
経営のプロではありません。
気の利いた経営指南などできません。
ましてや、当協会はNPOなので、すぐに稼ごう、すぐに儲けたいと思っているなら、選択しないほうが良いかもしれません。
稼ごう、儲けようと思っている人は、まず成功しないと思います。
もし一つだけ言えることがあるとしたら、それだけの苦労と努力をすればいい、ってことでしょうか。
そして大前提として、メディカルアロマが大好きで仕方ない、メディカルアロマバカであること。
メディカルアロマと、自分の持てる知識を総動員して、誰かの幸せのために動けること。
私はド直球でしか動けない人間なので、こんなアドバイスしかできません。
私がメディカルアロマを始めたころ、仙台にその下地はあまりなくて、アロマの常識だった精製水と無水エタノール、ミツロウを使わないという時点ですでに怪しいモノ扱いでした。
今でこそメディカルアロマを知っている人も徐々に増えてきて、私のほうから受講者さんに
「メディカルアロマなんて、どこで知ったんですか!?」とお尋ねすることもあるくらい。
そのくらい、メディカルアロマを知っている人が増えてきて、実際に良さを体感している人も増えています。
メディカルアロマを学ぶこと、使うことへのハードルはとっても下がったと思います。
今はぐっと活動しやすくなったと思っています。
講師さんがいっぱいいて焦る・・・という方もいるかもしれないけど、健康は万人のもの。
仙台市内の100万人に伝えようと思ったら、全然足りてないでしょ。
黒字になるには・・・に話を戻すと、メディカルアロマを生業にしようという大きな目標があるのなら、それはそれで素晴らしいことだけど、そこまで行くのに近道などありません。
ただひたすら、自分で学び、自分で企画し、実行し、失敗し、反省し、また作り直し、再挑戦し・・・・
その繰り返しの中でしか、利益を上げることはできません。
私がこれまでにしてきたことと失敗を知ったら、ドン引きする人もいるんじゃないかな。
そんな道のりがあったの?と。
イベントに出店しては赤字をこいて、それでも懲りずに出店して。
何度赤字こいたか覚えてません、多すぎて。笑
いつだったか、出店料もろもろ差し引きしたら利益が100円だったことも。
あんなに苦労して、何日もかけて準備して、当日も暑い中、汗だくで頑張って利益が100円・・・
黒字といえば黒字だけど、108円のアイスが買えない・・・
いっそのこと、赤字だったほうがすっきりしたかもしれない・・・と思ったくらい。
講座を企画しても申込みゼロ、会場費だけ払って赤字。
これまた何度も何度も何度もありました。
時には、たった一人、申し込んでくださった方が、当日の朝にドタキャンで、会場費と自分の交通費の負担というダブルパンチ。
そんなこと、本当に普通によくよくありました。
トライ&エラー。
延々その繰り返しでした。
今の私しか知らない方は、口をそろえて「めぐみさんですら、そんなこと、あったんですか!?」と言いますが、そんなの当たり前です。
「今」しか見ていない人は、私のことを順風満帆だと思うでしょうが、見当違いです。
誰にでも平等に「スタート」があって、躓くこと、停滞すること、辞めようかなと思うこと、何度も何度もあります。
よっぽどの幸運に恵まれた人でなければ、しょっぱなから大きなステージが用意されていることなんてありません。
それでも「メディカルアロマに出会えて良かった!改善しました!」という人がポツリ、ポツリと現れたから、それを糧に頑張って来れました。
小さなことからコツコツと。
本当に、これに尽きます。
自分でコツコツ積み上げるしかないんです。
他人に積み上げてもらうことなどできません。
でもその積み上げこそが財産だって、後になって気付きます。
赤字と失敗を重ねていたのではなく、経験と信頼を積み上げていたのだと。
大好きな禅語に「魚行けば水濁り、鳥飛べば毛落つ」という言葉があります。
魚が泳げば川底の砂が動いて水が濁り、鳥が飛べば、その軌跡に羽が落ち、痕跡を残す。
やったことは、良くも悪くも痕跡を残します。
自分が歩いたところには、自分の足跡が残ります。
そんな意味合いの禅語です。
今日一歩。
次の日にはまた一歩。
その次の日にはまた更に一歩。
その一歩が、振り向いたときに、その人が歩いてきた道になっているんです。
先にある道は、見えません。
というか、ありません。
道は自分で作るもの。
道なき道を、草を掻き分けて。
そしてふと振り向いたときに、こんなにジグザクの道を歩いてきたんだな・・・こんなに酷い砂利道を、よくぞ頑張って歩いてきたな・・・そう思って眺めるのが、人生じゃないかな。
私、今のようにメディカルアロマを生業にしていくとは思ってもいませんでした。
メディカルアロマが大好きで、面白くて。
そして人の役に立つことができる!
私がメディカルアロマを伝えることで、誰か元気になっていく!!
それがとっても嬉しいことだっただけ。
これを一心不乱にやっていたら、今の私になっていました。
ふと振り向いたら、道になっていました。
そして今、次のステージへ。
メディカルアロマのサロンから、スクールへ。
いつの日か・・・と、夢を思い描いたわけではありません。
いつの日かスクールを・・・と、具体的に考えていたわけではありません。
必要になっただけです、スクールという場所が。
必要になったので、思い切って踏み出しました。

今日も最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございました♡