去る2月17日に、青葉区の広瀬小学校様にて、1年生の児童のみなさんと、保護者のみなさんを対象に、キッズマッサージ講座をさせていただきました。
第1部は「おともだちと もっとなかよくなれるまほうのマッサージ
」と題して、お互いの体、命を大切にすることついて、実際のマッサージを取り入れながらの授業を、第2部は保護者様向けに、アロマのセルフハンドマッサージと、キッズマッサージについての講演をさせていただきました。
第1部は、児童のみなさんとの時間。
お友達マッサージをするにあたって、まずは、大切なお約束をしました。
誰もふざけることなく、真剣に私のお話を聴いてくれていました。
そしてキッズセルフマッサージ。
自分の体に触れ、自分の体を感じるための、セルフマッサージです。
この世に生まれ、おうちの人に愛されて、育ててもらって大きくなった体だということを語りかけると、みんな、じっと手のひらを見つめたり、自分自身の体を感じたりしていました。
お友達同士のマッサージでは、痛くないかどうかなど、お互いに確かめながら、触れ合っていました。
くすぐりあったり、ふざけたり、乱暴にしたりする子がいるのではないか・・・と心配していましたが、先生や保護者の皆さんの見守り、声掛けなどもあり、みんな私との約束をしっかり守ってくれました。
「○○ちゃんの手がまだ冷たいよ」
「なんかあったかくなってきた」
「気持ちいいね、眠くなってきた」
そんな声があちらこちらで聞こえたり、気持ちよさのあまり無言でぼんやりし始める子もいたり(笑)。
100名近い1年生が、お互いを大切な存在として感じながら、こうして触れ合っているのを見て、じんわりと涙がにじむような時間でした。
こうしてブログを書いていても、思い出して涙ぐんでしまうほどです
皮膚の感触を感じること、体温を感じること、これがつまりは命そのものの温かさなんだと知ることは、子供にとって何よりも必要なこと。
仲間同士で傷付け合い、簡単に命を奪ってしまうような事件が後を絶たない時代に、一番必要なことだと思います。
最後に、保護者のみなさんにもご協力いただいて、1列になって背中のマッサージを始めようとしたら、私が指示を出す前に、どこからスタートしたのか、さざ波のように静かに自然に全体に広がった肩たたき。
感動で胸いっぱいになりました。
子供たちは、命の温かさをちゃんとわかってる・・・・
そう思えた瞬間でした。
背中のマッサージをしながら「背中には、不安な気持ちや悲しい気持ちを消してくれるスイッチがあるから、お友達やおうちの人、周りにいる大事な人が悲しくなったり辛くなったりしているときには、そっと背中をさすってあげてね。そして悲しみのスイッチを切ってあげてね」とお話しさせていただきました。
全員が静かに静かに聴いてくれていました。
そして最後に私からのクイズ。
「世界中誰でも、偉い人も普通の人も、お金持ちの人もそうでない人も、男の人も女の人も、犬も猫も鳥も、誰もが等しく一つしか持ってないもの、なーんだ」の問いかけに、
全員が大きな声で
「いのち」
と答えてくれました。
子ども達にとって、このキッズマッサージの時間がどんな時間になったのか、将来ふと、この日の授業を思い出してくれることがあるのかわからないけれど、伝え続けていきたい。
自分を大切にできる、そして同じように仲間も大事にできる心を、これからもいろんな場所で、多くの子供たちに伝えながら、育てていきたいと思います。
1年生の児童全員と保護者の皆さん、先生方合わせて150名近い皆様に参加していただいてのキッズマッサージ講座。
子ども達にとって大切な授業時間を、まるまる1時間使わせていただくということの意味、重みを噛みしめながら、講座をさせていただきました。
これだけの規模の講座、広瀬小学校の校長先生はじめ、諸先生方のご理解がなければできないことでした。
そして役員の皆様のご尽力に、心より感謝申し上げます
本当にありがとうございました。
後半の保護者さんの部については、後日に、つ・づ・く
今日も最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございました