昨日はベビーマッサージ講座でした。
ぽかぽか秋の日差しが入るお部屋で、キュートな笑顔と、いたずらっこな仕草に癒されながらのベビマタイムでした
今回はお写真の掲載、控えさせていただきまーす。
画像はイメージね(笑)。
昨日の講座で、おんぶ育児のお話をさせていただきました。
その内容を、ブログでもご紹介したいと思います。
私もず~っと、おんぶ育児をしてきました。
初産が24歳だった私。
当時は、おんぶが子供の発達に与える好影響やその理論などわからず、ただ単純に「おんぶでもしてないと、家事がはかどらん泣いてくれるな、背でおとなしく眠ってくれ
」という理由でおぶってました(笑)。
でも、そのおんぶ育児・・・「Baby Wering(赤ちゃんを身に着ける育児)」として、海外でも提唱されています。
おんぶには・・・こんな良い効果があります
○赤ちゃんがお母さんの心臓の音を聞きながら密着し、安心できる。
○お母さんと同じ目線で、お母さんのしていることを見て疑似体験。様々な刺激が得られる。
こんな素晴らしい効果があります。
でも、今の流行のおんぶ紐には・・・ちょっと考えさせられます。
私も当時、雑誌などを見て、おしゃれなおんぶ紐を買いました。
たぶん、当時では最先端の、海外製のものだったと思います。
そのおんぶ紐で「どうだオシャレだろ
」と言わんばかりに娘を背負っていたら、母にも義母にも「ま~、なんてかっこ悪い
赤ん坊が荷物みたいにぶら下がってるじゃないの~」と言われました。
義母は見かねたのか、昔ながらのおんぶ紐をくれたのですが、なんといっても胸でクロスする紐、おっぱいが目立ちすぎて、「冗談でしょ~」と思いました。
でもね・・・使ってみてびっくり。すごく便利だったのよ
○赤ちゃんがかなり上でしっかりホールドできて、肩・腰への負担が少ない。
○肩越しに赤ちゃんの顔が見え、コミュニケーションがとれるので、お互いに安心できる。
○ロックやベルトがないので着脱が簡単。
○誰が使う時でも、ベルトの長さなどの調整不要。
○背中で寝てしまっても、するりと外して布団に横にできる。
などなど。
特に私は腰への負担軽減が一番でしたね。
今どきのおんぶ紐、つい最近も子守のためにママさんからお借りする機会があったのですが・・・
耐えられないのです。肩・腰への負担が大きすぎるのと、赤ちゃんのホールド感の弱さ、心もとなさに。
これは使ってみないとわからないのでしょうな~。
そして先日、アタッチメント育児協会の全国大会で、スキンシップやタッチケアの第一人者山口創先生 が「今どきのオシャレなおんぶ紐は、赤ちゃんがお母さんの背中に荷物のようにぶら下がっていて、赤ちゃんが自分で体を支えたり、しがみつこうとする筋力や、バランスが崩れそうになった時にとっさにバランスを取ろうとする反射能力が育ちにくいんです。」というようなお話をされていました。
そして、災害で避難する時に、一刻も早く赤ちゃんをおんぶするのには、昔ながらの形が良いということや、荷物のようにぶら下がってばかりで、しがみつく力や反射力が育っていない赤ちゃんが、おんぶ紐から脱落する事故もある・・・ということも。
さらに言うならば、兵児帯のような、ただの幅広の布紐が一番良いのだとか。
なんと、昔ながらのおんぶ紐、子どもの発達に、こんな素晴らしい利点があったのか
何も知らずに使ってきたけど、昔の人の育児の知恵はすご~い
あの時、昔ながらのおんぶ紐を買ってきてくれた義母に、今更ながら感謝です。
もし買ってもらってなかったら、使うことなかっただろうな~。
自分で選んだ流行のおんぶ紐がベストだと、何の疑いもなく信じてた。
食べ物がファーストフードからスローフード返りしているように、育児に関しても、昔ながらの良い知恵はどんどん取り入れていきたいものですね。
育児情報誌には、作り手側・販売者側の意図も少なからず反映されていると思います。
でも流行に惑わされず、正しい知識で、お子さんの発達のために良いものを、シンプルに選んでいくことってすごく大事だと思います。
お子さんが、健やかに育っていきますように
今日も最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございました