ここ最近、不調でした。
悲しいニュースが多すぎたんだな。
虐待で、白骨化するまで放置されていた男の子。
殺害され遺棄された女の子と、結婚を間近に控えた女性・・・。
どれもこれもが残酷すぎて、ニュースを聞きながら、体中の血液が逆流していくような感じがしました。
怒りでどうしようもなくなった。
男の子は、生きていれば息子と同じくらい。
なのにどうして・・・。
骨になるまで一人ぼっちで、どんなに寂しく悲しかったことか。
女の子を殺害した犯人は見つかったけど、女の子は帰ってこない。
胸に数十か所もの刺し傷、どんなに怖くて痛かったことか。
ご両親の気持ちを思うと、悔しくて悲しくて涙が出る。
結婚間近の女性、彼女を愛してた、未来の旦那様は?
ここまで育てた親の気持ちは?
大切な人を奪われた気持ち、想像なんてできない。
こんな悲しい事件を、一掃することはできないかもしれない。
でも。
もしも少しでも防ぐ方法があるとしたら・・・それは、私は肌の触れ合いにあると思う。
誰かに触れられて、愛しいと大切にされてきた人は、人を殺めたりしない。
乳幼児のころに、たくさん触れられて愛されたこと、記憶には残らなくても、心の奥深い場所にはきっと残る。
肌が、愛されたことを覚えてる。
キッズマッサージを始めた理由、根底にあるものは、それなんだ。
赤ちゃんから幼児へ、そして小学生になり、中学生になって・・・大きくなるにつれて、触れてあげる機会はどんどん減る。
でも、そっと触れられれば、人の心は溶けていくんだよ。
手のひらには、あたたかいエネルギーが流れてる。
思春期、揺れる心も、触れてあげれば何かが伝わる。
ドラマ「ROOKIES」で、新庄くんに向けて川藤先生が向けた言葉。
「握れば拳、開けば掌(たなごころ)。掌とは、手の心って意味だ」
マッサージの神髄もそこにあると思う。
手のひらを開いて、相手の体に触れることは、手の心で癒すこと。
相手の心を感じること。
キッズマッサージで、大人から大切に触れられることで、大人を信頼する心、自分を大切にする心や、自分を認める心が育つ。
お友達同士のキッズマッサージで、小さなころから自分以外の人の体をマッサージすることで、相手の痛みや喜びを感じられる心が育つ。
それはやがて、いじめや虐待、DVの防止に繋がる。
今、4.5歳児や、小学生向けに、お友達同士でのマッサージを伝えたくてたまらない。
あなたの隣にいる人も、同じ血が流れた大切な命なんだよと、子供たちに伝えたい。
触れることは、愛を伝えることなんだよと、伝えたい。
10年後、20年後、30年後の日本が、少しでも変わるように。
悲しい事件が、1件でも減るように。
子供が犠牲になりませんように、強く強く願って。