家事、育児、介護に自治会など、
次々に用事が降ってくる中、
用事を滞りなく済ませるだけでも大変で、
その上、自分のやりたいこともしたい!

そのために1日2ページ手帳で
行動を記録しているうちに、
羽仁もと子さんの著作集にあった
「いろいろの仕事を手まめに」するコツが
やっと、腑に落ちてきました。

家事家計篇、第5章家事整理と時間の中で、
まだ若く、子持ちなのにいろいろな仕事を
手まめにする人の生活が紹介されています。

その人のコツは、
「子供が昼寝をしているあいだに、
仕事をしたいと思ったら、
起きているうちにちゃんと用意をして、
寝たらすぐとりかかります」

「出かけようと思うときにもそのように、
持ち物から履きものまでそろえておいて
眠ったらすぐ出かけます」
ということーー。

例に挙げられた行動は
現代の感覚とは違うかもしれませんが、
羽仁さんが言いたかったことは、
今でも通じると思います。

何かしようと思うと子供が起きてしまう。
私にとって、息子が赤ちゃんの時には
それが日常でした。
時間の使い方がなっていなかったんだと思います。

そして今、息子は小学校6年生になったのですが、
何かやろうと思ったら、もう学校から帰ってきた!
なんてことが多々あり、最近では、
「お母さん、僕が何時に帰ってくるのか、
わかってる?」
なんて子どもに言われる始末・・・。

なんとかしなければ、と記録を続けた
1日2ページ手帳には、
左ページに行動予定と実際の行動、
右ページにはやることリストと
“出来ました”マークがあるので、
どのくらい実行して、
どのくらい積み残しがあるのか
わかります。
この手帳を穴の開くほど
睨んだ結果、
①何かしたかったら、数日前から
段取りをしておく、
例えば、食事やおやつの仕込み。
②自分がやりたいことに必要な物があれば、
それを当日ワンアクションで
取り出す準備をしておく。

こんなことを少しずつ増やしていったら、
「時間がない!」と焦ることが
減ってきました。

また、準備だけでなく、
やった後の始末の時間も
必要だということがわかってきました。

当たり前のことかもしれませんが、
準備・行動・後始末の3セットで
予定を組むと、
予定自体もシンプルになってきました。

準備をすると空間が整理され、
その上で行動がシンプルになると、
すべての風通しが良くなる感じです。

今日もお読みくださり、
ありがとうございます。