彼岸花が、我が家の庭にも一斉に咲いた


夏の猛暑に散々疲れているのは

人間だけなのかと思うくらい

お決まりの時期に咲く姿に

ある意味たくましさを感じる


力強いのね




母が亡くなって、8ヶ月が過ぎた


私は少しづつ変わっているだろうか

私は少しづつ前に進んでいるだろうか


昼間は蝉がなき

夜には鈴虫がないている


何とも中途半端な季節


私の心は、

涙を流しながら生きている


実際に涙を流すのではない

心がいつも泣いている感じ


食事も、

食べないと痩せるから食べる

泣きながら毎日食べている


美味しいとか不味いとかではなく

ただ食べる


白の百日紅の下に

赤の彼岸花が咲いている我が家


その中途半端な季節感の庭が

とても美しくて、毎日見ている


母を思いながら、毎日見ている