久しぶりに良いモノを聴きました。
WFMT98.7から流れてくるモーツァルトのピアノソナタでした。
外は、-20℃の雪景色。
車窓から見えるのは、グレーの空に、
雪と泥に加えて溶雪のためにまかれた塩のために
ガビガビに汚れた車群。
そんななか、
ツブの立った繊細な音。
若葉から零れ落ちる日差しのような演奏でした。
「これはダレ?」
ピアニストには全然詳しくなく、
技術さえあれば、正直、演奏の良し悪しはピアニストではなく、
曲次第だろうと思っていた私ですが、
ピアニストを知りたい!そう思いました。
演奏が終わって、ナビゲーターが演奏者を言います。
「ブレ・・・ブレハ・・・ハハハ」
はぁ?言えてないし。
ナビゲーターにも難しいらしく、最後は笑ってます、おいおい。
名前は噛み噛みでしたが、
Chopin Competition‘s winner,Polish,after 30 years...
と、聴こえた単語を手がかりに、帰って早速、検索、検索。
わかりました。
ラファウ ブレハッチ(Rafat Blechacz)さん、こりゃ読みづらいな。
2005年第15回ショパンコンクールの優勝者
(2位該当ナシですって、凄い!)。
ポーランド人が同賞を取ったのは、
1975年のツィマーマン以来だそうです。
1985年生まれとのことですから、あの若々しい演奏も納得です。
何回も来日されているようですね。
本当に全然知らなかった。
子供が小さいうちは演奏会には行けなくても、
N響アワー等々で聴けるかな。
楽しみです。