昨夜・・・

仕事を終え最終電車(12:41発)の中での出来事です。


金曜日というのもあり超満員。

お酒を飲んで帰宅するサラリーマンの姿も多かったです。


私は座席に座ることが出来ず吊革に繋がって立って

今日の反省をしていました。

隣にはお洒落な若い女性が本を読み立っていたのですが

その女性・・・

何かの拍子に指をパスッと切って血を流していました。

その女性は呆然と自分の指をながめているだけ・・・


思わず私は・・・お声をかけ・・・

「指・・・大丈夫ですか?傷バン・・・持ってたと思うから・・・」

ごそごそカバンの中を探し・・・

私は彼女の指に傷バンを貼ってあげました。


「あっ・・・どうもありがとうございます。助かりました・・」


その光景を見ていた私の真ん前に座っていた50代位の男性が

すくっと立ち上がり・・・

「あぁぁぁ・・・いい光景だ・・・私も何かしてあげたい・・・」

と私に自分の座っていた席に「座って」って言い出したのです。


そう・・・怪我をしている女性にではなく私に「座って」って・・・


「いえ・・・私は大丈夫です。どうぞお座り下さい」

そう言ったのですが・・・

「いいから・・・いいから・・・私も何かしてあげたいから・・・」


私はその男性のご好意を素直に受け取りました。


私は数年前に『ペイ・フォワード』という映画を見たことがあります。

http://www.awaji-net.com/pay-forward/

人から受けた厚意(親切)を、その相手に返すこと・・・ペイ・バック
受けた相手に返すのではなく、『次へ渡す』こと・・・ペイ・フォワード


この世の中全ての人が”ペイ・フォワード”を意識したら・・・

私は世界が変わると思います。

ほんの少しの勇気を出して・・・