2週間経って、手術で血管の瘤の出血を止めるためにはめたクリップがちゃんととまっているかどうかチェックする為に、カテーテルの検査をしました。
検査は、足の付け根の動脈に入れたカテーテルを脳まで入れて画像を撮影します。検査後のカテーテルを入れた穴がふさがって血が止るまでが大変でした。
止血のために足の付け根に1キロの砂袋を乗せられ、12時間動いてはいけないと言われたのでした
普通でも12時間動かないのは苦痛ですが、術後、まだ寝ている時間が多い中、本人が自覚して動かないということは不可能でした。
そこで私と会社のAさんの苦肉の策は・・・
なんと廊下においてあった点滴を下げる棒を引き抜き、それを足に添え木のようにして縛って、足を曲げられないようにしたのですそうでもしなければ、動かないで寝ているようにはできませんでした。それでも、やはり動いてしまうのをなんとか押さえながら12時間耐えたのでした
帰国後、大学病院で同じカテーテルの検査を受けましたが、動いてはいけないのは6時間で、止血のために乗せられた重りは500gでしたどちらも中国の半分。それだけ中国は医療が遅れていたということです
食事は注文で運んでくるものと、病院の近くに買い物に行ったり、会社の人の知り合いの日本料理屋さんにお願いして届けてもらったりして、なんとかやっていました。
さて近所への買い物ですが・・・
病院の目の前は広い道路です。たしか2車線2車線の4車線。
信号はすぐ近くには無く、200Mくらいの先の交差点まで行かないと横断歩道もありませんでした。
でも、病院の正面にはコンビニとパン屋さんがありました。
いちいち交差点まで行って信号を渡るのはとても面倒です。
そこで・・・、中国人に混じって4車線の道路を横断するんです
中国人歩行者は、だいたい信号を見ていません。道路も好きな所を渡るし、道路の真ん中まで行って、車が途切れるまで真ん中に平気で立っています
信号まで行って渡るのが面倒だったので、私も中国人について渡りました、4車線の道路。郷に入っては郷に従えです。
なるべく一人では渡らず、中国人と一緒に渡るのです。赤信号みんなで渡れば怖くない。の心境です
今思えば、結構無謀なことをやっていました
中国滞在中の日記を見つけました。
ある日の食事