大阪歴史博物館の特別展示を見てきました。
この記事はあちらこちらから写真や文章をいただいています。
館内は撮影禁止だったので写真はありません。
「変わり兜」というだけあって、これって戦で使えるの?というような
変わったもの モコモコのファーがついた兜や
刀、鍔など 様々な展示がありました。
鍔って 絵柄や文字、家紋など「彫り物」がされていたのですね。
観ているだけで楽しく、デザイン画(?)なども展示されていました。
関が原の戦いの屏風があったのですが、圧巻!
しばらく 見入ってしまいました。
知人が演奏するのでチケットをいただいて観に行ってきました。
展示を順路通りに観ていくと、出口のところには「明潤琴」が展示されていました。
(大阪歴史博物館のサイトよりいただきました。演奏しているのは藤本氏)
パーカッションプレイヤーでドラマーでもある藤本氏は
姫路市の「明潤琴」のオフィシャルプレイヤーでもあるんですって!
かれこれ20年 明潤琴の演奏をされています。
楽器の説明も挟みながら進行した約30分の演奏会
美しい音色に聴き入っていました。
三味線も「弦を叩くように演奏する」ことから 打楽器なんですって。
そもそも 「明潤琴」すら知らなかったので検索してみたところー
姫路市の伝統工芸品「明珍火箸」がモトになっているんですね!
明潤琴 藤本潔氏 シンセサイザー 久保比呂誌氏の
コラボレーション演奏を聴いてきました。
こちらは 展示されていて実際に演奏に使用されたもの。
(藤本氏のmixi画像をいただきました)
はじめて音色を聴いたのですが、とーっても透明感があって
心洗われる音。
「打楽器」なので叩く強さによって音色が微妙に変化するみたいですね。
左の丸いボウルみたいなものは チタンの鈴なんですって。
こちらも 明珍家で作られています。
その澄んだ音色と余韻は全国的にも有名で、
冨田勲やスティービーワンダーなど国内外の
ミュージシャンからも絶賛されています。
(SONYのマイクの音質検査にも使われています)
現在は火箸としてよりも、4本の火箸を組み合わせた
風鈴や魔除けにもなるドアチャイムが有名。
種類は大きさや製法によって各種あります。
明珍家は48代目までは甲冑師として
姫路藩主・酒井家などにつかえ数々の甲冑を
作ってきたが明治維新で武士の時代が終わると、
その昔、千利休から注文を受けて茶室用火箸を作ったという
故事にならって、それまで余技だった火箸づくりに転じ、
多くの茶人をはじめ、家庭用としても愛用され
明珍火箸の名声は全国に鳴り響きました。
しかし、昭和30年代に入り火箸の需要が落ち込むと
51代(先代)の宗之氏が火箸を組み合わせて作った風鈴と
ドアチャイムを考案。その澄んだ音色で全国にファンを獲得。
そして、近年では52代・宗理氏の創作により
古鉄を使った古代花器セットや火縄銃の銃身でつくった
自在カギ、創作楽器・明潤琴(みょうじゅんきん)、
チタンで作った鈴(りん)やぐい飲み等を生み出しています。
http://horihori.tenkomori.tv/e106773.html より原文そのまま いただきました。
なんだか 大昔にちらっと聞いたクリスタルボウルの音にも似ているような
ビブラフォンの音色にも似ているような。
心洗われるやわらかい音色に ちょっとだけウルっときてしまいました。
ステキな「心の選択」ができました。