受験で私の子供と同じような状況に陥って、どうしたら改善できるのか?そんな悩みを抱えているご家族の為に我が家の体験談を書き残します。いつか誰かの役に立てれば幸いです。

 

息子くんは地味にコツコツと真面目に取り組むタイプの子供でした。小学校の頃から水泳の選手コースに所属し、日々、ハードな練習をしていました。普段、彼は他の子たちよりも速く泳いでいましたが、記録会や大会などの本番になると途端にタイムが「いちじるしく」悪くなっていました。他の子がどんどん昇級するのに一人だけそのレベルのクラスに残留し、古参メンバーになっていました。コーチもそんな彼の状況を知っていて優しく接してくれました。先に進んだ友達からも「早く昇って来いよ!」と励まされます。しかし悪循環は続きます。今度こそ!という気持ちが強くなるほど緊張し、体は強張り、タイムは遅くなっていきました...。

 

やがて中学生になり、水泳よりも高校受験を優先し、早慶を目指しました。サピックス中学部に入塾して3年間。息子くんは愚直に勉強し、宿題も一度もさぼる事なく提出し続けてきました。その結果、応用クラスに在籍し、マンスリーテスト、小テストなども結果も、開成、筑駒組に負けないくらいでした。

 

しかし、残念なことに...

悪夢の再来です。ゲッソリ

 

模試になると緊張して頭が真っ白になってしまい、思ったような結果が出せません。本人は「頭が真っ白になっちゃって何も考えられなくなるんだ。」と言っていました。3年生の最初のサピックスオープンでは緊張のあまり、いちじるしく結果が悪くなり、基礎クラスに落ちてしまいました。その後、応用クラスに復活はできましたが、このままでは早慶はほぼ無理です。数回行われた早慶模試の結果も平均で合格確率35%でした。たまにですがランダムで結果が良い事もあります。が、受験生である彼が陥っている状況はまさにホラーでした。

 

心が弱いだけなのか...?

 

実力はあるのに結果が出せない...。本番で緊張して思ったより結果が出せない事はよくあります。そういう人は努力が足りないからそうなるんだと解説している体育会系YouTuberもいます。しかし本当にそうなのか?息子くんの場合、ちょっと度を過ぎて酷すぎて、尋常ではないと考えるようになりました。

 

もしかしたらパニック障害、社交不安障害ではないか?と疑うようになりました。どうすれば改善できるのか?ひたすらネットで情報を収集するようになりました。

 

次回に続く