「これは僕の進化の過程の
 1ページ目です。」

抱きしめたいから 2本足で歩く
一人じゃ寂しいから 君と息するよ

「ねえママ、
 僕好きな人が出来たんだ。」
"おめでとう"


会いたいよ
ねえ君は今頃誰の乳を
吸って生きてるの?
言葉はもう覚えたかな?


「パパ、ママ、ニーナ…」
"よく出来ました。今すぐ行くね。"
あれ?おかしいな…

君を抱きしめるために
浮かせた前足が
何故か君を傷つけ始めるんだ

覚えたての言葉だって
君に突き刺すナイフ
切り裂く 人生(ライフ) 

「じゃあアタシが
 ナイフ放つ前のその口を
 この口で塞いであげましょう」


相対のチュー
キミは今からアタシの息を
吸って生きてくの
言葉はもう唾液で錆びついた


ねえ
君は今さら僕の息を
吸って「大好き」だなんて
言ってみせるけど

それならもういっそ
ボンベのように一生
僕が吐く言葉吸って息絶えて


最後にひとつ小さなキスをして 
君は静かに部屋を出て行った

引き止めることもできず
黙って耐えることもない
ゆらゆらゆれる僕は
部屋の隅のギターを取って


「きみが すきで すきで
 でもああ ああ
 だけど だめで だめで
 うまくいかなかった  」


なにかがたりなかった?
そんなことじゃなくて
小さなズレたちが僕らを殺したから

繋ぎ止める事もできず
時間を戻す術もなく
ぶるぶる震える僕の
心の声を聴いて


「きみが すきで すきで
 でもああ ああ
 だけど だめで だめで
 うまくいかない    」


「きみが すきで すきで
 でもああ ああ
 だけど だめで だめで
 うまくいかなかった  」


君のメールを見る、
暗い部屋の中で
そっけない文面に
一人埋まっていく

僕の自己中心的な
関係妄想は
ただ君を困らせるだけ、
わかっているのに

甘ったるい、都合のいい
一方的で、独善的な
欲張りで、臆病な
鏡に映る自分は、思うより醜くて


ディスコミュニケーション、
巡る思考が
僕を強く殺してしまう
ディスコミュニケーション、
一方通行で
届かない歌を歌うよ


自分に足りないものを、
ひとつひとつ数えていく
意味のないことなのに
ふくれてく、コンプレックス

何もできないことを
諦めている僕は
ただ自分の不甲斐なさに
酔うことしかできない

青臭い、情けない
楽観的で、周りが見えない
寂しがりで、しめっぽい
不安に苛まれて、今日も何もできない


ディスコミュニケーション、
僕が自身を
殴りつけて、壊してやりたい
ディスコミュニケーション、
どうしようもない
ことがあるの、わかっているよ


ディスコミュニケーション、
僕が自身を
殴りつけて、壊してやりたい
ディスコミュニケーション、
一方通行で 
届かない歌を歌うよ