昨年の秋、昔で言うなら『体育の日』の翌日のことである。

川向こうの彼女に誘われて、久しぶりにディナータイムを楽しんだ。
“美味しいもの”を食べようということになり、めったに行かないお店を選ぶ。
しかし、画像は無い。デジカメは私の食い気に勝てなかったのである。
ご馳走を食べながら、あれやこれやと会話も弾み、満腹になってレストランを出る。

突然、彼女が映画を見に行こうと言い出した。　２０時を過ぎている。
彼女が観たい映画を決めているのかと思いきや、決めてはいないという。

それなら次回にしようと提案するが、彼女は今夜みたいという。
こんな時間から観るのは億劫だ。億劫だが、彼女の“事情”を考えると意に沿うしかない。
映画館へレッツ・ゴー！である。

２０時も３０分以上過ぎている。これから上映される映画は数本だけである。
２１時前後に始まる映画は２本のみ。どちらの映画を選んだところで五十歩百歩だ。
彼女に選ばせる。指定席は別々だ。
映画館で隣同士の指定席はご法度！という私を彼女は熟知しているから楽である。

結局、映画「シュガー＆スパイス　風味絶佳」を観た。

主演のヤギラユーヤ君とサワジリエリカさんは確かにカワユイし、夏木マリさんも悪くは無い。
可もなく不可もなしなのだが、表紙以外の画像をアップしておくほどじゃない。

川向こうの彼女は、中学1年の甥に薦めたい良い映画だった、と言っていた。
しかし、私の映画リスト “腹立たしい映画”欄に追加。

あ～あ、キャラメルの味、思い出しちゃったよ～

コンビニで、森永ミルクキャラメルを買って帰る。

風味絶佳！　これで“腹を横に”できた。めでたしめでたし。