2007年の晩秋の頃のことである。
いつものように、なんとなく映画を見に行く。
目に飛び込んできたタイトルが 「ノートに眠った願いごと」だ。
今までも劇場に行くたびに目に触れて、気にはしていたのだが
今日まで見ることもなく過ごしてきたのである。
しかし、今日は違ってた。どうしても観たいという気になってしまったのである。
幸いにも、開始時刻は20数分後。なんというタイミングのよさ!
というわけで、映画 「ノートに眠った願いごと」 を観た。
僕の一言が、彼女の命を奪った――。
海に浮かぶ砂丘
谷を染める紅葉
命を呼び覚ます雨音
秘密を運んでくる風
僕は感じたい、彼女が愛した宝物のすべてを。
麗しき韓国の秋の風景の中、彼女が遺した新婚旅行を、ひとり巡る。
私の心の中の森は、あなただったのね。あなたの心の森も、私だったら・・・。
瓦礫の下のミンジュとセジンの心・・・1995.1.17を思い出さずにはいられなかった。
セジンとヒョヌ、そしてミンジュの両親。それぞれの深い悲しみと苦悩は・・・・
昨日は阪神・淡路大震災発生から13年。ご冥福をお祈りいたします。
どんな理由にせよ、大切な人を失った悲しみは消えることはないのである。
*上記の青字文章は、全てチラシより引用。
公式サイト : 「ノートに眠った願いごと」