1月も終わろうとしている午後のことである。
所用で外出したが、案外早く終わった。このまま帰宅するのは勿体ない。
お茶でも、と歩いていたら、『○○喫茶店』という看板が目に付いた。
懐かしいな~“喫茶店”という看板。入って珈琲を注文する。
何気なく壁に貼ってあった“紙”に目が留まる。
手書きの大きな文字で、『誰もが旅に出たくなる!』と書いてある。
その“紙”の下にある小さな台の上に“カラーのチラシ”が置いてあった。
『ご自由にどうぞ』と書いてある。
一枚頂いた。 映画のチラシだった!
旅に出たいが儘ならない今の私にとっては打ってつけの映画だ。
日程と時計を見たら、開始予定時刻がせまっている。
珈琲もそこそこに喫茶店を出て、急ぎ足で映画館へと向かう。
開始時間には充分間に合い、映画 「旅の贈りもの ★0:00発」 を観た。
久しぶりに樫山文江さんを観た。“いいお顔”で、優しさがにじみ出ていて憧れた。
彼女の演ずる多恵さんみたいなオバサンになれたらいいな~
中森明菜さんが歌う 『いい日旅立ち』、味があっていいね~。
若かった山口百恵さんが歌った『いい日旅立ち』をはるかに越えているね。
ああ、旅に出たいな~
気の向くまま足の向くまま・・・当ての無い旅・・・・
気の合う友人と旅をしていた頃が懐かしい。
いやいや、懐かしんでいたところでどうなるものでもないよね。
「月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり。」か?
その時その時を生きていくしかないんだものね。
またいつか、“汽車”に飛び乗って、旅できる日も来るよね。
とにかく、映画 「旅の贈りもの ★0:00発」、思った以上に良かった。
優しい映画はいいね~。
心底旅に出たくなりました。真実の優しさに触れることができるかも・・・・・
映画の詳細は、旅の贈りもの ★0:00発