娘の誕生日である。
ディナーでも一緒に、と思っていたのだが、娘には予定があった。
娘のお友達がパーティを開いてくれるとのこと。幸せな娘だ、と思いながらも、ちょいとがっかり。
あ~あ、ぽっかりと空いてしまった時間、どうしよう・・・・・などと思う間などない。
ラッキーとばかりに映画館へ直行!
映画 「マッチポイント」 を観た。
魅力的だが気性が激しい愛人。
愛らしく育ちのよい穏やかな妻。夫のすべてをお見通し?
愛人でも妻であっても、あくまでも表に立たず出しゃばらず欲望をむき出しにしちゃいけない、ってことか?
独占欲が強く気性の激しい女性は、男にとって疎ましい存在になってしまうのであろう。
結局、邪魔者は消され、“お育ちのいい女性”が勝利を得る。
殺されたくないなら、穏やかな人間でいなくちゃいけないのかもしれないね。
それにつけても、男に都合のいい映画だった。
が、投げた指輪が路上に落ちたときは、“捕まらないで”と男の味方をしている私だった。