
6/1~公開されてるので、本当は先週行きたかったんですが、混むと思ったので1週間ずらしてみましたが、上映後に宍戸監督、飯田プロデューサー、浅田美代子さんのトークイベントがある回に行ったので空いてるわけもなく、満員でした

映画の感想は…
動物に視点を当ててるのでとても切ない気持ちにはなるし、特にペットの犬猫に関しては飼い主さんの気持ちも分かるし、映画に出てくるどの犬もどの猫もとても可愛いので涙しながら観てましたが、殆ど想像がつかなかった家畜の牛に関する場面が一番衝撃的で映像によっては本当に言葉を失いました




いくら、いずれ殺して食べる為の家畜だからって、これはあんまりでしょ

夏の暑い中何ヵ月も放置されてる牛は、身動きも取れずただ死を待つばかり…
本当に想像することが出来ないような過酷な映像があって、本当に本当にビックリしたし、一瞬で殺してあげた方が絶対楽なんじゃないか

と思う場面がありました。
映画を観る前に宍戸監督か飯田プロデューサーのツイッターで、
ウジ虫だらけの体で、ただ死を待つばかりの牛。
と言うのを見て、何となく頭の中で想像はしてましたが、実際映画で観たら、
「えっっっ
これがそれ

」と目がまん丸になって言葉を失いました

こんな酷い現実がこの世にあるんだ
と思いました
私はその場面が強烈で今でもショックです


上映後、ロビーで監督は希望者にパンフレットにサインをしてくれてたので、私も一言話したくて並んでサインをしてもらって、
牛の映像が一番衝撃的でした…と話したら、
現場ではそんな光景ばかりでした。と、
決して珍しい場面ではなかったんだと知りました

映像はほんの欠片の一部なんだと思いました…
トークイベントの時、ゲストの方達が口を揃えて言ってたのは、現場に行かないと分からない。
映像を見たり、話を聞いてるだけでは分からない

と言うことです。
夏の暑い中での過酷な現場の撮影の苦労は、私には想像出来ません

ただ、ただ、大変だったんだろうな…
としか思えません

私達に馴染み深いペットで印象が強かったのは、一階が浸水してしまう津波に襲われて、水の中で犬猫が亡くなってるのは分かってるから早く引き上げてあげたいんだけど、夜暗くて見えないから、翌日まで引き上げられなかった現実。
助けられなかったのもショックですが、そのまま水の中から動かせないなんて辛すぎますよね

あとは、福島で置き去りにされた犬猫達…
庭の鎖に繋がれたまま亡くなってる子もいました

ボランティアの方が一生懸命餌を運んで行くと、尻尾をプリプリ振って喜んでるワンコ

最初は警戒して寄ってこないんだけど、フードが広げられたらビクビク近づいてきて必死に食べるワンコ

近くで見るとお腹はぺったんこであばら骨がゴリゴリ見えるくらい痩せてたり

あと、自分の家の窓から顔を出して様子を伺ってるんだけど、ボランティアの方が近づくと家の中に逃げてしまって

でも、はやり相当お腹が空いてるから、餌を見せると最終的には出てきて食べるんですが、見た目も本当に可愛い子

ボランティアの方がいなかったら、餓死してしまってたのか…

テレビでも報道されてましたが、飼い主さんは皆、すぐ帰宅出来ると思ってた。
何で避難しなきゃいけないのか分からなかった。と…
そして、避難したら二度と帰宅出来なくて…
結果、置き去りにされた犬猫達にしわ寄せが…
家畜達の被害も決して畜産農家の方が悪いわけではないと思います。
原発事故のせいです。
そして、事故が起きた後の対応が出来てなかったことだと思います。
今でも、自宅に帰れないからボランティアさんに預けたペットと一緒に生活出来ない方も沢山いて、その理由の多くが避難先で動物が飼えない

せっかく助かったのに、離ればなれ

今、子供の数より犬猫の数が多いと言う時代だから、もう少し何とかならないのかなぁ…と思います

東日本大震災は想定外の津波や原発事故でしたが、今後又同じくらいの災害が起こった時の対応を考えて行かないといけないと思いました。
原発も…
万が一日本全土が大震災になって、あちこちで原発事故が起きたら住める所が無くなるんじゃないかと思ってしまうんですが…

なんか、言いたいこと言いまくってしまいましたが、家畜や原発は普段の生活では縁遠いかもしれませんが、皆毎日原発で作られる電気を使ってるし、お肉も食べると思います。
だから、決して他人事とは思わずに現実を知って考えて、助けあっていける世の中になっていけたらいいなぁと思います。
じゃないと、いつか何らかの形で自分が困った時に、他の人は自分には関係ないから…と見向きもされない世の中になってしまうんじゃないかと、思ってしまいます

まとまらない文章を最後まで読んでくれてありがとうございましたm(__)m
私の感想なんて偏ったほんの断片に過ぎません。
どうか、一人でも多くの方が映画を観て現実を知ってくれますように

最後にトークイベントの写メを

浅田美代子さんは綺麗でした


宍戸監督

飯田プロデューサー

最後にマスコミ用の撮影をしてました

