畠山記念館 で開催されている『秋期展・織部が愛した茶碗』を訪ねました。

織田信長と豊臣秀吉に仕えた戦国武将・古田織部。
千利休が大成させた茶の湯を継承しつつ大胆かつ自由な気風の茶を好んだ大名茶人と しても知られています。
時の権力者達を魅了し続けてきた有名な高麗茶碗「割高台」が展示されています。
高台裏面は一見クロスにも見え、所有していた織部は隠れキリシタンだったのではないか?言われる謎の多い茶碗です。

そのほか、当時は一国一城の価値に匹敵すると言われた棗やなどの茶道具類もたくさん展示されています。
千利休や信長から秀吉~磯部~三井から鴻池家へ‥など由緒書きが添えられており、興味深く拝見しました。
お茶室が点在するお庭の木々は、美しく紅葉しておりました。
場所は白金台ですが、都心とは思えませんね。



お茶室でお抹茶のご接待をいただきました。
お菓子は鶴屋吉信の二人静。


島津家の立派な箱がありました。そういえばこの地は島津家別邸跡。
江戸時代の大名行列でも使われたのかな?
篤姫のお輿入れにもとか‥と思いを馳せる。

次回は淋派・酒井抱一展。これまたとっても楽しみです。