この日は指揮者・沼尻竜典氏率いるトウキョウ・モーツァルト・プレーヤーズのコンサート。
今年はシューマン生誕200年ということで題されたコンサートは数ありましたが、この夜はその締めくくりにふさわしい充実した内容の公演でした。
プログラムは交響曲第2番と第3番。第3番の演奏にぎりぎり駆け込み

間に合って良かった!とってもすばらしい演奏

5つからなる各楽章の表情がメリハリをもって作り込まれ、(一般に地味と思われがちだけど)シューマンの感情の起伏の激しさが明確に表現されながら、第5楽章の解放へ向かっていました。
あぁ、第3楽章の、まるでオペラアリアのデュエットでも聴いているかのように美しかったこと

音楽って、表現者の人生の機微が現れるのじゃないかしら。
沼尻さん、年齢を重ねてさらに音楽が豊かになっていくような気がする。
これからがもっと楽しみです
