東京都写真美術館で開催されている「ジョルジュ・ビゴー」展へ行ってきました。
流行画家、挿絵師としてパリで活躍したジョルジュ・ビゴー。
明治の黎明期に来日し、たくさんの絵を残しています。
当時の日本の文化に深く興味を持ったビゴー。
伝統文化や庶民の営みには敬意と共感を抱き、それらが西洋化の波で変化しているさまを滑稽に描いた。そして当時の政治の風刺画も。
17年間の滞在時に描かれた肉筆画を見ると日本が江戸の文化から西洋化しているさまは驚異で、当時のビゴーと現代の自分の視点が同一化したような錯覚にも陥りました。
美術も歴史も好きな私には、歴史の変遷を知るうえでも興味深い美術展でした。