若手実力派と称される彼らですが、 すでに国内外のオーケストラに所属し首席奏者を務め、個々のソロ活動もめざましい4人です。
5年後、10年後には日本のクラシック音楽界を牽引する奏者になっていることでしょう。
プログラムはハイドン、ブラームス、ツェムリンスキー。
とくにツェムリンスキーが良かったです。
ロマン派ブラームスと無調音楽シェーンベルクに挟まれたツェムリンスキー。プログラムノートにもありましたがまさに『臨界地点の緊張感』を感じる音楽。
その時、その人、その時代背景に何があって『無調世界』に変わっていったのだろうかと思うと、彼らのこれからの変化と重ね合わせ、とても興味深く拝聴しました。
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