先日、NHKで放送された 「復活!桑田佳祐ドキュメント」
濃い内容で、インタビュー部分などでは感動しきりだったのですが、それ以上に私の中でじ~んときたシーンがありました。
それは、地元・茅ヶ崎で開催された『MUSICMAN』プレミアム・リスニング・パーティーに、桑田さんがサプライズで登場された時の映像です。
もうみんな号泣しながら、惜しみない拍手で迎える地元のファンの方達の姿は、本当に感動的でした
桑田さんが茅ヶ崎を愛しているから、茅ヶ崎の人達もまた、桑田さんを愛しているんですね
あ~、私も茅ヶ崎市民に生まれたかった・・・と、本気で思いましたよ~。
そのステージでで桑田さんが披露された曲が、茅ヶ崎での思い出をを歌った隠れた名曲『MY LITTLE HOMETOWN』です
2007年にソロシングルとして発売された『風の詩を聴かせて』のカップリングに収録された曲です
正直なところ私は、いわゆるA面の曲よりも、この曲の方が断然好きです。
元々お気に入りの曲ではあったのですが、この映像を見て以来、また改めてじっくり聴いてみたくなり、CDを引っ張り出してきて毎日のように聴いています
曲調やボーカルが軽快なリズムなので、さらっと聴き流すと楽しげな曲、とゆう印象しか残らないかも知れません。
でも、じっくり歌詞に耳を傾けて聴くと、本当に涙が出る程、心揺さぶられる曲なのです
地元での少年時代の思い出を綴った歌詞なのですが、所々に散りばめられた、
「浜昼顔が咲く頃、帰りたい・・・」
「ママのカレーライスは、もう食べれない。」
「あの日いた場所は、何処でしょう?」
などの言葉が、郷愁をそそり、涙腺にきます。。。
シングルのカップリングとゆうこともあり、ファン以外にはあまり知られていない曲だと思いますが、一人でも多くの方に聴いていただきたい、素敵な曲です
郷里を歌った曲にこんなにも感動する私は、さぞかし地元に思い入れが深い人間なのだろう・・・と思われるかもしれません。
でも実際は、私自身は「MY LITTLE HOMETOWN」に対して、それ程の思い入れはありません。
何もない街で、ずっと早くそこを出たいと思っていました。
今も年に数回、帰省はしますが、感慨深く思いふけるとゆうことはまだないですね。
もっと年を重ねれば、そうゆう思いに浸れる日が来るのでしょうか。
これは私の持論なのですが、田舎に一生住み続けることは、色んな意味で人生の視野を狭めてしまうような気がしています。
都会には楽しいことや刺激的なことがたくさんあって、それを知らないまま過ごしてしまうのは、とても寂しいことです。
都会である程度の経験をしたのちに、やっぱり田舎の方がよかった、と戻ることはいいとは思うんですけど。
実際、私は田舎に住んでいたせいで、なりたかった職業に就くことができませんでした。
そのことについては、今でも大きな心残りとなっています。
チャレンジしてみてダメだったのなら諦めもつきますが、最初からそのスタートラインにも立たせてもらえなかったことは、とても悲しかったです。
なので、自分の子供には、本当にやりたいことがあるのであれば、できる限りの応援とサポートはしてあげたいと思っています。
反面教師ですね。
もちろん、特に目標もないのにただ東京に出たい、とゆう理由なら却下しますけど。
話が脱線してしまいましたが、こんな風に色んな事を考えさせてくれる名曲であります。
桑田さんの曲は、本当に素晴らしい