みなさんこんにちは
本日は産後ママのリハビリについてお話ししますね
周産期リハビリの重要性を感じ、
周産期リハビリを開始してもう10年近く経過します。
現在の勤務先では周産期リハビリ立ち上げの
プロジェクトリーダーとして
ゼロイチベースで
立ち上げました。
先日のこと…
ドクターヘリが屋上に到着しました。
勤務先は急性期総合病院ですので
各地からドクターヘリが飛んできます。
今回は、2週間程前に出産をしたママでした。
胸痛を主訴としたACS疑いでした。
ACSとは
ACSとは急性冠症候群(ACS:acute coronary syndrome)のことです。
冠動脈のプラーク破綻を起因として急速に血栓形成・閉塞が進行しつつある状態のことを指します。
プラークとは、血管内膜の動脈硬化による部分的な肥厚のことです。
硬くなって盛り上がってきた部分ですね。
そのプラークがなにかの拍子にやぶれてしまうと、それを止血すべく中から血がでてきて、血栓ができるんです。
かさぶたみたいなものです。
そしてそれが塊となり、血管に詰まってしまう。
この状態が進行している状態を急性冠症候群、略してACSと言います。
心臓リハビリテーションの適応と判断され
リハビリが開始しました。
ベッドサイドに伺うと
赤ちゃんのこと
お家のこと
旦那さんのこと
上のお子さんたちのこと
ご自身のこと
不安で不安で泣いておられました。
うん、不安になります。
産後リハビリの視点を用いながらの心臓リハビリテーションの提供。
リハビリ職だからこそできるケアかもしれません。
ただ、このような事例は稀ではありますが
いつどこで産後ママのカラダに
何が起こるか分からない!ということです。
ACSを示唆する症状
- 胸の中央部で数分間継続する不快な圧迫感・膨満感・絞扼感(締め付けられるような感じ)・疼痛
- 肩、首、片腕または両腕や顎まで広がる胸部不快感
- 背中や肩甲骨の間まで広がる胸部不快感←これらの症状はプラークが直ぐ破綻する可能性があるので、より注意が必要です。
- 立ちくらみ、めまい、失神、発汗、吐き気、嘔吐などの胸部不快感
- 原因不明の突然の息切れ←胸部不快感を伴う場合と伴わない場合
このような症状が現れた場合は速やかに医療機関の受診または応急対応をお取りください
ぜひ妊産婦さんのケアを提供されている方には
リスク管理について学び
みなさんの素晴らしいケアを
安心安全に届けていただきたいなと感じております。
こちらのブログでは
産前産後ケア専門家の皆さまにも知っていただきたい情報を
できるだけ分かりやすくお伝えできればと思います。
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