家の中にこもっていたら
他の人に会うこともない
アザのことも聞かれない
説明しなくてもいい

家の中にこもることで
わたしの気持ちは
なんとか平静を保てました

落ち着いていたのではなく
ただ、波風が立たなかっただけ

わたしの気持ちは
まだトゲトゲしていて
家族でさえも
敵に見えていました

敵と言ってしまうと
語弊がありますが
わたしにとって
家族でさえも
安心できる存在ではなかったのです

口を開けば
揚げ足を取り
嫌な気持ちになっていました

どんどん自分が嫌な人間に
なっていきました

些細なことでイライラしたり
腹を立てたり
悲しくなったり
毎日とてもしんどかったです

わたしから心を閉ざして
みんなを遠ざけていました

唯一の救いは
子供たちだけでした