無事、生まれてくれたときは
本当に嬉しくて嬉しくて
たまりませんでした

でも、顔にアザがあり
スタージウェーバーの疑いが
あると知り
うちのめされました

この子はこれからどうやって
生きていくのだろう…
人からジロジロ見られるのではないか…
大きくなって心ない言葉に
傷ついてしまうのではないか…

いろんなことを思い
心配で不安でたまりませんでした

1ヶ月健診が終わっても
ずっと家にこもる日々が続きました
人に会うのが怖かったからです
子供の顔を見て
何を言われるのだろう
何て思われるのだろう
人に会うのが嫌でした

かわいそう
そう思われるのではないか
この子はかわいそうじゃない!
そんな風に同情されたくない
そう思っていました

それは我が子がそう思われるのを
心配しているのではなく
自分に対してそう思われるのが嫌なんだと
いうことに気づきました

それと同時に自分の中にあった
偏見にも気づきました

かわいそうとか思われるんじゃないかと
思うということは
自分もそういう人を見て
かわいそうだと思っていたんだと
気付きました

どんなに家にこもっていても
妊娠していたことを知っていた
近所の人たちや友達が
赤ちゃんを見に来ました

アザのこと聞かれたらどうしよう
と、そのことばかりでいっぱいでした

でも、アザのことには
触れられませんでした

聞かれずにホッとした自分もいました
でも、逆に聞かれなかったことに
傷ついた自分もいました
もしかしたら、
気にならなかったのかもしれませんが
気を遣われたような気がしたからです

結局は自分が傷つきたくなかったんだと
思います

我が子が…と言いながらも
わたしは自分を守ることしか
考えてなかったことに
ひどく落胆しました

わたしはなんて最低な母親なんだろう

そう思う日々が続きました