日本からの輸入車 | YMR Global Motors 「欧州モータースポーツ、欧州⇔世界の自動車輸出入」活動記

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元ラリードライバーの車屋社長のイギリス、ヨーロッパでの日々の仕事、活動などなど。ビジネス、自動車情報や、自動車の輸出、並行輸入事、モータースポーツ(特にラリー)の話題を中心としたブログです。

 イギリスには、数多くの日本からの輸入車が存在しています。商売で日本から持ってこられた車、日本からの駐在員と一緒に持ってこられた車などなど。


 日本の中古輸入車は、以下の理由で、現地の人に歓迎されてきました。


 ・まず日本車が性能がいい、壊れづらいなどの理由で人気が高い。


・走行距離が低い(以前にも言いましたとおり、イギリスでは10万キロは当たり前。20万キロもまったくもって珍しくない。日本じゃ10万キロは・・・ポイッって感じでしょうか?)


 ・イギリスは滑り止めとして、よく路面に大量の塩を撒きます。なので、現地の車はボディーコンディションは酷い。よって、日本の中古車のボディーは綺麗。


 ・小さい車でもエアコンや電動など装備が行き届いている。


 ・メンテナンスが良く行き届いている。(僕個人の感想)


などの理由により、日本の中古車は程度がとてもいい。



しかしながら・・・・・・

 



 今日、トランスユーロUKでお引越しのお客様が一人、帰国売りとして、日本から持ってきたスバルレガシィの買取のお値段を訪ねられた方がおりました。


 ステーションワゴンでいい車なのですが・・・


実は輸入車というのは・・・安く買い取られます。特定のスポーツカーや、特殊に改造された車などは例外ですが、一般の車は、そんな扱いをされます。理由は・・・・


 ・保険料が高い。


 ・故障した時、部品の取り寄せが困難。よって修理に時間がかかる。


 ・地方のガレージなど、直せなかったり・・・・(これは部品の取り寄せから来る理由もあり・・・)


 ・これらが関連して、維持費が高くなる。


 などなど。


そういった理由で、在庫になりやすいので、あまり業者も引き取りたがらないのですが・・・ 

 

たとえ程度がいいっていっても、中古車はいつか壊れるものですし。壊れだしたら現地の車と変わらない、いや、むしろ厄介ですからね。


 マニア的な魅力や何か特殊な用途のない車は、残念ながら歓迎されません。

 

でも、日本で乗っていた愛車・・・思い入れってありますよね。外国に一緒に連れて来たいものです。僕も・・・そうでした。売ってしまったミラージュのラリー車・・・今は、何処へ・・・(アイルランドにいるらしいですが)