しかし、どこ行っても自動車業界はいい話がありませんよね。
あのトヨタがとうとう赤字を出したとか、アメリカの自動車メーカーが倒産寸前だったとか、ホンダがF1撤退、スバル、スズキがWRC撤退などなど。
イギリスでは、スウィンドンにあるホンダの製造工場を休止したり、日産は1200人の人員の削減などなど、痛い話があり、中古車の方も去年のイギリスバブル崩壊時、価格がグンっと下がって、たくさんの在庫を抱えていた中古車ディーラーはその数ヶ月の間で数百万、ひどい所では数千万円の損失を受けた所もあったとのこと。僕の知っている業者さんらもなるべく、在庫を減らそうとしています。
ただ、今現在よく売れる車が、1000以下~2000ポンドぐらいの安い中古車、現地の人々の財布の紐の硬さが伺われます。
イギリスでは、自動車産業の救済のため、新車購入者に2000ポンドの援助金が出るとの事。買い替えブーム到来でしょうか?ヨーロッパ大陸ではドイツやフランス、イタリアなど少なくとも8カ国が同様の方策を導入し、既に大きな成果を上げているらしいですね。中古車市場も影響でるでしょうね。
イギリスでは、既に純粋な国産メーカーがないとは言うものの、やはり、雇用維持の効果も狙ってのものでしょうね。(一応、外国メーカーがありますからね。)
そういえば、日本も始めるらしいですよね。援助金の最大が25万円とか。ただ、今年一杯の一時的なものゆえ、一時的に販売台数が増えるとは思いますが、その反動で2010年は販売台数が落ちるような気もしますが・・・。どうなるでしょうか?
僕の知っている日本の業者さんや関係者の方々も言う言葉は不景気一辺倒、金融危機から、今までではありえないほどの状況。世界的には、日本は傷が浅いといわれておりますが、日本の自動車業界はかなりの痛手を受けているように感じます。
ただ、自動車関係の中小企業は、イギリスも日本もこの1、2年で生き残れるかどうかが勝負の分け目じゃないかなと思います。この大変な時期をどう切り抜けか。今が転換期といって前向きにがんばっている人もいますね。僕もそうですけど。