吐き出す場所がなくて、10年ぶりくらいに戻ってきました。

 

私は、コロナにかかっているわけでも、誰かがなくなったわけでもない。

 

大多数の人と同じように、推しの舞台がなくなり、ライブがなくなり、楽しみだけが奪われる毎日と、いつロックダウンになるのか、職がなくなるのか、収入が絶たれるのか、不安がふくらむ日々を送っている。

 

それでも、なにかと普通に過ごせている毎日です。

 

でした。

 

 

 

それが変わったのは、金曜日に姉から父が入院したことを聞かされました。

月曜日(つまり今日)、病院に呼ばれたから行ってくる、と。

 

聞いた話では、足がぱんぱんに腫れていて、原因は不明。

手術をして組織をとって、原因を探る。その結果によっては転院。

胃もポリープができているって。(こっちは悪性ではないとのこと)

とても痩せていたと……。

 

父が生きているうちに、いろいろ話し合っておかなくてはいけない、と姉が言う。ある程度、近いうちを覚悟しておくべきなんだと思いました。

 

いますぐに実家に帰りたいのに、コロナのせいで帰るわけにはいかない。私がコロナの菌を持っていないという保証がない。それで帰って弱っている父、姉家族がコロナを発症したら目も当てられない。

面会できないので行っても仕方ないのだけど、私は母の最期を看取れなかった後悔があるので、父の時は絶対にそばにいると決めている。

 

それなのに、それをコロナが阻む。

 

憎い。

 

もしも、父の最期にそばにいられなかったら、私は悔やんでも悔やみきれない。

 

東京は4/30まで自粛になった。

もう、どうしようもない。

 

 

こんな状況だけれど、もしものときは、私は地元へ帰る。

父の元へ行く。許してほしい。

 

 

 

それにしても、母も父も、私に入院したことを知らせるなとどうして言うのか。かなしい。