【伊那・箕輪町】

マタニティ〜産後整体サロン

~cocolino~

乗松さゆりです



私は3人目にして初めて
助産所での出産を経験しました。





1人目、2人目の出産体験を
交えながら3人目の
助産所での出産について

沢山の方から聞いて頂けるので
書いていきたいと思います。

 



20代で第一子を出産した私は


ホテルみたいな個室に

エステ付き、豪華な食事、産前産後通えるヨガ付きのクリニックに迷わず決めました。






産み方や産後の過ごし方よりも
豪華さ
優雅さ
非日常的
なんかを優先に決めたんだと思います。







そして生まれたら待望の赤ちゃんと

幸せな入院生活が待っているんだと


信じて疑うことなく
わくわくしていました。





出産自体は特に問題なく初産にしては早めの8時間での出産。




分娩台で2時間程休んだ後、
すぐ車椅子に座って部屋へ移動。




早めにトイレに行き
出たら報告をとの事で、
すぐトイレに向かいました。
(骨盤ガタガタの不安定さに驚きました)



激痛ではありましたが
排尿自体には
とりあえずなんの問題もありませんでした。






その後出産できた事の喜びと

産後Highで全く眠ることは出来ず



テレビをみたり
携帯をいじったり
電話をしたり
面会に来てくれた友人と話したりと


産後安静のあの字もない過ごし方をしました。



High過ぎたためLowになりました。



そのLowを加速させたのは
様々な心配事がきっかけでした。




当たり前に出ると思っていたおっぱいは出ず


母親失格みたいな自己嫌悪。




看護学生の頃沢山学び
実習では散々伝えていた母乳のメリット。




お母さんは沢山出たと言っていたし



まさか私が出ないなんてと…




日に日に気分は沈んでいきました。





憧れだった豪華な食事は殆ど食べれず
産前産後のヨガは1度も参加できずでした。




会陰切開の傷は痛くて座れないし、
後陣痛でお腹も腰も砕けそうなほど痛い。



出ないのに胸はガチガチ張って寝返りも出来ない。



痛みのオンパレードでした。




唯一エステはガチガチだった私の心も体も癒やしてくれる




最高な時間でした。





マッサージするのもされるのもやっぱり大好き♡
そー改めて思った瞬間でもありました。




しかしながら
これからこの子を
守らなければという


漠然とした今後への不安は拭いきれず
そのまま退院となりました。






その後の大変で悩み過ぎた
長女の子育てはまた書くとして。





二人目も迷いもなく同じクリニックで出産しました。



なぜなら
二人目だし!一人目と違って不安はなく


今回こそは豪華な食事を堪能し


優雅な入院生活を送ろう!
と考えていたから。









強い陣痛が来てクリニックに着き、
着替えてすぐに分娩台!





えっまだまだよ?
と私の気持ちとはうらはらに
「いきんで」の声がけ…


出産はスピード安産でしたが


産後まさかの子宮脱を経験する。




 
産後2時間で歩いてトイレ。
3時間おきに授乳室まで行っての授乳。

夜中もずっと続く…


体がボロボロのまま育児がスタートしました。


そんなに動くので
子宮脱もよくなるはずがなく…



どうしたらいいの。

今後どうなるの。

改善方法はあるの。

何もわからず不安ばかりが押し寄せる。



先生は数ヶ月すれば
よくなるでしょうと。


よくなるでしょう…。

よくならなかったら手術でしょう。

聞けば聞くほどに不安でした。
 





まだ今みたいに骨盤底筋や
ペリネケアといった内容の
情報も少なかったので



調べてもよくわからず。不安ばかり。




なぜかもう女性ではなくなったような



普通の生活に戻れないような



そんな不安に襲われる日々でした。
(ここから私の猛勉強が始まったのだけれど、これもまた書くとして)






そんなこんなで
結局また思い描く優雅な入院生活は送れなかったのです。




そして今回私が3人目にして助産所を選択したのは導かれた様なタイミングで会ったある大切な人との再会からでした。





そこで初めて
助産所で生むとはどういう事なのか
私はどんなお産をしたいのか
色々調べ考え伺って
助産所で生む事を決めました。




そう!どんなふうに産みたいとか


どんな所でとか


初めてお産と向き合い考え選んだのです。



助産所では
まず決まった提携先の病院を選び
採血などの検査の時や
決まった週数の時はそちらでという流れ。




体調の変化や悩み一つとっても
色々と相談に乗ってくれて

民間療法的な物や知識が沢山で
その一つ一つに愛があって。



薬を処方して終わりではない温かさがそこには沢山ありました。






検診のたび沢山お話して
いつも1時間位ゆったり入り浸っていた記憶。




心配事にはすぐにメールや電話で対応してくれる手厚さ。




早産になりかけていた事もあって


出産まで約1ヶ月間
ほぼ毎日体調を気遣う連絡があり


都度私の体調を伝えアドバイスなどしてもらっていました。




妊娠中ってちょっとした事でも
不安や心配になるけれど


特に初期は4週間おきの
検診だからすぐには聞けないし


電話してもいいのか悩んだりして



そんな経験ないですか?




でもでも
今回そんなストレスはなく


もはや第二の母!


お母さんに相談するように話を聞いてもらえました。
こんな幸せでいいのかな!?





そして出産当日!
とてもわかりやすく愛のある誘導で


今回初めて会陰切開もなく出産ができました!



産後直後から
子宮の位置や
骨盤の状態も整えてもらい





すぐにトイレを促される事なく
そのまま尿意を感じた4時間後に
ハイハイしながらトイレで排尿。
(すぐに立ち上がって歩かなくていい安堵感♡)





3人目だしドキドキしていたけれど
子宮脱もなく
会陰切開もないから痛みもなく
びっくりする位に快調!




元気でもとにかく
体も目も休める事を優先にと


そこから退院まで夜中であろうと
朝方であろうと



私と赤ちゃんのお世話を
事細かにしてもらいました。



頭が痛いとか
胸がガチガチとか
お腹が痛いとか


やっぱり産後なので色々あるんだけれど
愛のある手当がね


その症状も
そして心まで癒やしてくれるんです。




夜間授乳の時もずっと
そばにいてくれて
全然寂しくない幸せな
入院生活を送る事ができました。






産後はやっぱりなかなか
食事がとれなくていたけれど
何なら食べれるかな
と色々考えてくださり!



本当にお母さん!
初めて産後3食完食出来ました!






退院後も授乳の事で
2週間検診まで結局
ほぼ毎日のように来てもらって。




最後の1ヶ月検診が淋しくてしかたなかった。


助産所だってすべて
同じではないからね。
本当に素敵な助産師さんに出会えて
幸せでした。



世の中がこんな感じで
面会も難しい今だからこそ!
改めてここにしてよかったなぁ
と思いました。




最後に。


長女妊娠時は

お産=分娩台
と言うのが私の中で当たり前で
これ以外の方法で産む事を考えていませんでした。



分娩台で産む事が悪いわけではない。



ましてやクリニックが悪いわけでもない。




どんなお産がしたいか
そのためにはどんな事が必要なのか




当たり前に流されず
自分にあった
方法を考える事は
とても大切だと思う。


もちろん病院で産むという選択しか
ない場合も含め


バーズプランを考える事や
自分なりのお産を考える事


そのひとつひとつの選択が
子供にとっても
バーズトラウマ回避のポイントにも
繋がるのかなと思う。






出産に限らず
人生は選択の連続。


自分で選んだ未来に自信がもてるよう
しっかり考えて
自分にとって心地いい選択をしていく
事がなにより大切。


そんな当たり前な事に
やっと気づく事が出来る体験になりました。








ps...
赤ちゃんって生まれた時に
おぎゃーって泣くのが当たり前と思うでしょ?
でもそれ当たり前じゃないの。



3女誕生の時全然泣かないから心配になったけど

こーゆー事かぁ!と。↑興味あれば読んでみてください。





最後までお読み頂きありがとうございました!!