セラピスト講師の 田中理恵です
公共の場での授乳に関するあれこれが
いま話題になっていますね。
ベビーマッサージ講師仲間でも話題に。
地域性やその場の状況
赤ちゃんのギャン泣き具合など、
ひとまとめにしては言えないですが
「ベビーカー問題」にも通じる、
“お互いさま”“見守り”の許容範囲が
狭くなった感のある人々
“いつでもどこでも子連れファーストでしょ”
感を押し出す親
を 目にすることが増えたように思え、
私には、どちらも少しずれてると
感じられるのですが
。昭和初期の
電車の中で着物から乳房を出して
授乳している写真を見たことがあります。
自分からその状況を作って
「見たわねっ
」とか「撮ったわねっ」とか言われると、
「いやいやいや、始めたのはそっちでしょ
」と思うのもわからんでもない。
これは例えなので、
勝手に撮るのはいけないことですよ
。目の前でバッと服をずらされたりすると
（直接 胸が見えなくても）
正直、女性の私でもドキッとすることがあります
。見てはいけないものを見てしまいそうになって
（なぜか）ごめん、と思ってしまいます。。。
授乳ケープはお子さんも隠れるため
“子どもが可哀想”という意見もあるようです。
授乳ケープは外出時の数回で
圧倒的にケープを使わない授乳の方が多いわけで、
ケープを使ったからあせもになったり
赤ちゃんの心に傷が残ったりまではないと
思うのですが。
ベビーマッサージ初級講座では
育児の歴史なども簡単にするのですが、
育児方法も時代とともに変化します。
昭和の「子どもに辛抱・我慢させる」育児から
平成の「子どもの欲求を叶える」育児へ。
そのことは良いことだと思います。
いっぱい抱っこしてあげる。
お腹がすいたら、おっぱいをあげる
。でも、身内だけじゃない公共の場では、
そんなに“今すぐ”じゃないとダメなのかな
ちょっと工夫してもらえたらな
と思うこともあります。
誰もが、昔は赤ちゃんで
社会は順番にまわってるんです
。赤ちゃん時代は
迷惑をかけることもありますが、
温かく見守ってくれた周囲の人が
いたはずです。
大きくなったら、見守る側。
育児中で大変なママも
周りの人たちも
私も含めて
公共の場でのマナーや配慮
お互いへの気遣い
“相手への思いやり”
を忘れずに行動したいですね。
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