それ故か授業中は
次にやって来る5分間の休み時間の予定を立てながらの、
『柿食えば、鐘が鳴るなり、法隆寺』状態だった。
休み時間と言えば
便所行ったり、
窓際のカーテンに無駄に包まってみたり、
昨日買った消しゴムをひたすらネリ消しにしたり、
見回りに来る先輩(←今は上司)の襲来に怯えたり、
便所行ったり、
窓際から想いを馳せたり、
便所行ったり、
と、
かなりやるべき事は多かった。
その便所に生きながら休み時間の有効活用をしていた僕らに、
一筋の新たな光をもたらしたのが
『ロケットアームズは誰の手に』という名前の、異端なゲームだったのだ。
Drn。