利用者Sさんから聞いた、戦時中のお話です。
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川崎市中原区に住んでいたSさんは、
茨城県に疎開した。
疎開先では農作業のお手伝いをすると、食料を分けてもらえた。
その時田んぼで初めてヒルに血を吸われた体験なども話してくれた。
そしてある母親の話をSさんは持ち出した。
疎開先で、小さな子が二人居るお母さんと、ある日出会った。
お百姓さんにも娘さんが居て、その母親間は大切にしていた着物を売って
イモを10個手に入れた。
Sさんは「お母さんが4つで、子供が3つづつ食べるんですか?」と母親に聞いた。
母親「そんな量では、子供のお腹は満たせないですよ。」
「子供に4つづつ、私は2つです。」
Sさんはその母親の思いに
涙をうっすら浮かべながら、話をしてくれた。
「後から、お百姓さんはその母親を雇い入れたのよ。
だから、お百姓さんも偉かったのねぇ。」とSさん。
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PS
母親の愛ってすごいですよね。私も母親は尊敬してますし、大感謝してます。
それと、今までは百姓と軽視されていた人々が
環境の変化、例えば有事の際には強くなることは発見でした。
日本の食料自給率の問題は深刻さを増しています。そして放射能汚染の問題。
これからは益々、食料の安全性を金で買わなければいけない時代になるだろうなぁ。

