育毛業界というのは、ただ商品を売るだけ。
彼らは、あなたの深刻な悩みの事など、これ
っぽっちも考えていないのです。
しかし、大丈夫です。あなたには、大逆転の
人生が待っています。人前でも意気揚々とし
た堂々たる姿で振る舞える日常の姿が。
育毛に良いとされる商品は、ほとんど試しま
した。
市販の育毛剤やシャンプーは、使い初めの頃
は抜け毛の量が減ったように感じられたり、
髪にコシが出てきたように感じ、「おっ！？」
と少し嬉しくなっていました。
本当にわらをもつかむ思いでした。「使い続
ければ良い結果が出るに違いない」そう思っ
て毎日頭皮に規定量よりも多めに振りかけて
いました。
しかし・・・１ヶ月、2ヶ月経っても髪はな
かなか生えてきません。
「こんなはずじゃなかった、、、」
そう気づいた時には、さらに薄毛は進行し、
すでに育毛対策を始めてかなりの月日が経っ
ていました。
いえ、正直に言うと、とっくに気づいていま
した。ただ、気づかないふりをしていただけ
です。
「やり続ければ、効果は出る。ただ、今は我
慢の時期だ。」でも私は認めざる終えません
でした。市販の育毛剤やシャンプーは何の効
果も出ないことを。
どんなに優れた成分を配合していても、髪の
毛が生えないのなら、それはただの "液体"
です。
頭では分かっていながらも、「もう少し頑張
れ！」と自分に言い訳をしていました。
そう、最も大切な「髪を生やす」という目的
を忘れ、自分に言い訳をすることが目的にな
っていたのです。
いや、今考えると、せっかくお金を出して買
った育毛剤やシャンプーが効果がないことを
認めたくなかったのかもしれません。
そして、もっと最悪なことに、そんな言い訳
を繰り返すうちに、薄毛は進行し、お金だけ
が出て行く一方でした。
さらにショッキングな出来事がありました。
薄毛の進行は頭頂部だけではなかったのです。
３０代後半になると、てっぺんのみならず、
おでこの辺りがどんどん後退していることに
気づき、恐怖を覚えました。
それまでは眉からおでこまで手のひら一つが
入る程度だったのですが手の平一つだけでは
全く足りない広がり続けるおでこを見て谷底
に突き落とされたような絶望を感じました。
ここまできたらもう、盲目的というか暗中模
索というか、後に引けない気分になっていま
した。
いくら服装に気をつけても、下から上に視線
がいくにしたがって比例していくみすぼらし
さ。とくに頭髪の付近は、すぐに視線をそら
したくなってしまうほど。
次第に洋服や靴、あるいはアクセサリーなど
の服飾費にお金をかけることは極力ひかえま
した。
今言ってしまえば「無駄な抵抗」にお金をか
けるようになりました。
どれだけ体臭に気をつけ眉毛を整えていよう
が、「ハゲ」という１点がある限り、
この人は自分の頭にすら気を遣うことができ
ないんだね、と相手に評価され、価値は急落
してしまうのです。
そんな人生とは、おさらばし今すぐ自分本来
の人生を取り戻そうではありませんか。
いずれあなたは、ただ単なる過去の出来事の
と一つとして冷静にとらえられる真の自分を
与えられるのです。