私は基本的には土曜日が出勤日のため、土曜日の活動はしていません。
が、外回りの際に球場によって各カテゴリーの野球を見る機会が有ります。
このブログなんかは、その時に見たことを書いたものです。
以下に記載するのは、どこで見かけたか忘れましたが、こんなプレーが有りました。
振り逃げのプレーが発生して、キャッチャーが1塁へ送球。
本塁一塁間の後半で、ファウルラインの内側を走っている打者走者に当たるという
典型的な守備妨害のプレーが有りました。
私には、完全にアウトに見えました。
だがしかし、この時の審判員は打者をアウトにしませんでした。
野球規則には以下の記載が有ります。
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5.09 アウト
(a)打者アウト
(11)一塁に対する守備が行われているとき、本塁一塁間の後半を走るに際して、打者がスリーフットラインの外側(向かって右側)またはファウルラインの内側(向かって左側)を走って、一塁への送球を捕えようとする野手の動作を妨げたと審判員が認めた場合。(打者はアウトになる)
この際は、ボールデッドとなる。ただし、打球を処理する野手を避けるためにスリーフットラインの外側(向かって右側)またはファウルラインの内側(向かって左側)を走ることは差し支えない。
【原注】
スリーフットレーンを示すラインはそのレーンの一部であり、打者走者は両足をスリーフットラインの中もしくはスリーフットラインのライン上に置かなければならない。
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当然守備側は審判員に何故だ?!と聞いていましたが、審判員の回答が珍妙でした。
「打者は右バッターだったから、わざと妨害をした訳ではないのでアウトではない!」
私は、驚愕しました。
打者の気持ちを読み取れる審判員なんてエスパーなんですかね・・・ww
わざと送球に当たりに行った訳ではないなんて、どこで分かるのでしょうか?
このプレーに出会った後、審判講習会等で同じような主張をしてくる審判員に何人か出会いました。
私よりだいぶ年上の方々でしたので「それ、間違ってますよ!」なんて指摘すると面倒なので、その場では言いませんでしたが、その方々に是非とも聞きたい。
・わざわざ原注に「打者走者は両足をスリーフットラインの中もしくはスリーフットラインのライン上に置かなければならない」と書いてあるのに、スリーフットラインからはみ出して、送球が当たった打者走者をアウトにしない理由は何なのか?
・野球規則の何処に「一塁に対する守備が行われているときに、故意でなければスリーフットラインをはみ出して良い」なんて書いてあるのか?
・打者走者の、故意・偶然はどうやったら分かるのか?
私には全く理解できません。
スリーフットラインからはみ出した打者走者に送球が当たったら、問答無用でアウト以外にあり得ません。